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ファミコンの思い出。

「プレステの思い出」と言うお題を見て、それ以前のファミコンの記憶が蘇ってきた。

調べてみると任天堂のファミリーコンピュータが発売されたのは1983年の7月だそうで、36年も前になる、プレステよりもずいぶん古い。

だから、かなり昔の話になる。

そんな36年ほど前、僕はテレビの2時間ドラマの助監督をしていた、一番下っぱのサード助監督という使いっぱしりだ。

そんな頃、ある台本で子供がファミコンをしているという場面が出てきた、まだ発売されてまもない頃だ、存在は知っていたと思うが、実際に見たことも触ったことも無かった。

小道具を用意する美術さんも、ファミコンは用意出来るけど、使い方は知らないという。

それ以前、喫茶店でインベーダーゲームとか、テニスゲーム、まあそんな2種類ぐらいしかゲームは無かったと思うけど、そんなゲームは多少やった事はあったけど、貧乏学生だったので、インベーダーゲームのテーブルで(若い人に理解出来るかな?)、デモンストレーションの動きをピュンピュンという音と共に眺めていただけだった。

さて、ファミコンをする場面をどうするか、監督が誰だったのか、確認したのか、そんな記憶は無くなっているけど、ある程度、子役に説明出来るぐらいは理解しておく必要がある。

当時、撮影スタッフの中に誰一人としてファミコンをやった事がある、得意ですという人はいなかった。

それで、助監督の僕が仕方なく、撮影の何日か前だったと思う、今思えばマリオブラザースだろうけど、そんなソフトと一緒に、ファミコン本体を美術さんから借りて帰った。

帰ったものの、どうすればいいのか判らない、テレビは持っていたけど、今のようなピンジャックとかHDMIとかは当然ない。

テレビにある穴はイヤホンジャックぐらいで、ファミコンはアンテナ線につなぐらしい、そんな配線の苦労は覚えているけど、実際にどうしたかは覚えていない、確か東京では使われていなかった2チャンネルがゲームを写すチャンネルで、なんとかそこでゲームをする事が出来たと思う。

家でやるゲームは面白かった。

撮影がどうなったのか、うまく出来たのか、残念なほど記憶が飛んでいるが、そののち、自分のお金でファミコンを買った。

当然マリオのゲームも、そのあと、オバケのQ太郎の(よく覚えていないけど、空を飛んで、落ちると犬に吠えられる)ゲームや、ハエみたいな奴を打ち落とす、インベーダーゲームのようなシューティングゲームなど、色々とやった。

しかし、ある時、これは時間の無駄だと。

ゲームがヘタないい訳かもしれないけど、これは時間の無駄と思い、ゲームはキッパリやめた。

やはり、2時間の自由時間があればゲームより映画が見たかった、ゲームは面白いけど、僕にとっては映画の魅力の方が上だった。

でも、実は面白い事を知っているので、ハマるのが怖いのだ。


すこしだけプレステの記憶もあるけど、それは又の機会に。




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