PCR検査のこと。
yahooで知る中国の情報、上海に住む妻の友人の情報、中国で暮らすユーチューバーの情報、それぞれが違う、みんな嘘をついている訳でなく、身の回りの真実を語っているだけだと思う。
吉林省延吉市がどうなっているのか、身の回りの情報を書きとめておこうと思う。
5月に入って、市内に住む誰もが、週1回のPCR検査を義務付けられた、検査場は市内に数十ヶ所設けられていて、どこで受けてもいい。
検査は毎日14時~16時まで、厳密に守られているかは不明。
5月10日、僕は家から15分ぐらいの所にある検査場に行ってきた。
早めに家を出て、13時40分ぐらいについて、すでに並んでいる列の後ろに並ぶ。
ちゃんと管理されていないので、2列に並んでいるけど列はグダグダ。
グダグダなので、横入りが横行している、いや、横入りかどうなのか、いかにも、そのスペースは自分の場所、という感じで堂々と入る人もいる、だから、もうよく分からない状態なので、心を大きく持って、10人ぐらいならそんなに時間のロスにはならない、と、自分に言い聞かせるが、イライラはつのる。
こんな事でイライラしていたら、神経がもたないので中国で暮らせない、と、何度も何度も言い聞かせる。
検査のためのテントの近くにいけば、防護服の係員がいるので、もう横入りの心配は無さそう。
検査の前に名前の登録が必要で、中国人はスマフォひとつで登録できるが、外国人はパスポートが必要。
僕が中国語を話せないせいで、ここで若干もめた、通訳の妻は、先に行けと言われて行ってしまった。
係の女性はパスポートナンバーなどメモしたあと、なにか聞いてくる、まったく理解できない、つたない英語で、質問してみるが、返ってくるのは中国語。
こっちがi can't speak chineseなら、向こうもi can't speak englishってせめて言ってくれれば、なんとか中国語を聞き取る努力をするのに...…
結局のところ、彼女は{連絡先}を聞いていたのだけど、これを{電話番号}と言い換えてくれたならわかったのに、と思う。
そのあと{住所}を聞かれた、これは{HOME}と言ってくれたので理解できた、ホームでもアドレスでも、通じればいい。
もう何十年もまえ、フランス人は英語が出来ても話してくれない、という話を聞いた、そんな話は自分には無関係と思っていたけど、歳を重ねてフランスに行った際は、ちゃんと英語で、どこに行っても対応してくれた。
中国でも義務教育で英語の授業があるそうだけど、話してくれない。
英語が出来れば安心と思っているみなさん、都会の話はわからないけど、延吉市では英語など通じないと思った方がいいです。
PCR検査は簡単に終ったけど、この名前の登録がいつも大変。
日付が間違っているのに今気付いたけど、まあOK、これを貰って終了。
ちなみに、週1回の検査を受けないと、今度は病院に行って、自腹で検査する事になるそう。
なにより、病気や事故に遭った時でもPCR検査証明書がないと、病院で受け付けてくれない、ちょっと困った制度だと思う。
それでも、この街は感染者が出ていないので、今の所、外出は自由に出来る、そんな当たり前の事が、当たり前ではない日が来るかもしれない。
怖い。
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