中国で家を買う・・・16
やっと大理石貼り屋が来る事になったのだが、いきなり{木}が要るとの電話が、{木}ってなんだよ、妻もよく判らないらしい、{木}と言われても・・・、だいたいこちらの人の話は丁寧ではない、すべて判ってるという前提で話している。
{ガラスのり}が欲しい・・・{ガラスのり}ってなんだよとか、{隣のビル}が道を挟んだ、遠いビルだったり・・・
まあ仕方なく大理石貼り屋を待つと、窓枠を囲む、上の部分に張る大理石を固定する為に、押えておく、木の棒が必要らしい・・・そんなもの、もってこいよ、と言いたい所だが、そういうシステムなのだ、セメントと砂は言われたとおり用意しておいた、{ガラスのり}も買った、(シリコンの事だった){木}だって早めに言ってくれれば良かった事なのだ。
仕方なく妻と材木屋まで行って、材木を一束買って、担いで持って来る頃には大理石貼りも始まっていた、大理石と大げさに言ってはいるけど、ただの薄っぺらい人工大理石だ・・・
大理石貼りを見つめていても仕方ないので、自分の作業に入る。
7階部分はロフトで、天井も低く、斜めになっている。そんな天井部分にも、当然、照明器具を取り付けたい・・・のだが、天井部分のコンクリートが硬すぎて、掘れないという。
それは、まあどうしょうもない、で、だいたいの場合は木で一段下に天井を作ってそこに照明を取り付けるようなのだが、予算的な事もあるけど、そんな風にはしたくなかった。
で・・・
こんな風に壁に電源が出ているだけの状態・・・さて、どうしよう、壁に取り付けるタイプの照明器具も無い訳ではない、しかし、15箇所もある所、すべてが同じような壁に取り付ける形では面白くない。
それで、上の図のようなものを設計?というほど大げさではないけど、図面を書いて、作ってくれる鉄工所を探した・・・。
これは壁に取り付けて、照明をぶら下げるモノ、こんなヘタなイラストを添えて鉄工所へ・・・
なんとなく、どこの鉄工所でも作ってくれそうだったが、予算的に折り合うところが、2軒目にあって、そこで15個発注。
出来てきたものがコレ。中心の棒が少し細かったけれど、結構ちゃんと作ってくれた、やっぱり言葉は通じなくても、職人は職人で作りたいものを理解してくれて、溶接じゃキタナイからとネジ式にしてくれて、ネジ穴も、ただ3ミリの穴と書いた図面なのに、ちゃんと面取りまでしてくれた・・・感謝。
これにサビ止めのペンキなど塗り、たまに大理石の進行状況など確認する、{木}が必要と大騒ぎしていたのに、今日は使う事が無さそうである、なんだよ・・・と言いたいのをガマン。
夕方になり大理石職人も帰っていった、このペースだと明日に終るかどうか・・・まあいい、始まれば終るのだ・・・
まあ、こんな感じで貼られるのだ・・・
貼り終わった大理石をチェックしていると、どうみても曲がって貼られている1枚があった、水平器をあててみると、かなりナナメっている。
いやいや・・・どうだろう、許される範囲なのだろうか、だけど、水平器はともかく、見た目で曲がっているのだ・・・あわてて大理石屋に電話する、セメントが乾く前に剥がしていいか・・・と。
すると窓枠に合わせているから、曲がっているなら窓だと言う・・・いやぁ・・・確かに窓も曲がっているかもしれない・・・いやぁ・・・。
大理石は明日でも剥がせるから、とりあえずそのままに・・・と言われ、なんだか、何にも悪く無いのに、胃が痛くなる思いで家に帰る・・・
もう、早く終って欲しい・・・。