おかしな事。
疲れているのか、認知症のはじまりか、最近の出来事のメモ。
毎日シャワーを浴びる、もう毎日なので、何も考えないけど、頭から洗い、体を洗い、最後にヒゲを剃って、最後に全部流して、終了。
それが、ある日、気づくとヒゲを剃ってた、髪を洗った記憶も、体を洗った記憶もない、気づいたらヒゲを剃ってた。
それはもう最後の工程だ。
髪は濡れてるので、洗ったのだろう、おそらく体も洗ったのだろう、毎日の順番を飛ばしてるとも思えない、だけど、全部の記憶が抜けていた。
シャワーを浴びよう、とか、浴びなきゃ、浴びる時間だ、も、そんな記憶さえ無かった。
おそろしい出来事のはじまり。
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ここに何度か書いてる、あるラジオ放送の文字起こしの仕事をしていた時、ずっとイヤホンをしていると疲れるので、普通はスピーカーから音を出し、聞き取りにくい箇所の時だけ、イヤホンをしていた。
ある箇所で、司会者とゲストの声が重なって、スピーカーで何度か再生したけど、よくわからない、しかたなくイヤホンを差し込み、少し前から再生してみた、すると、スピーカーからは絶対に出ていなかった、奇妙な音がした。
思わず、イヤホンを引き抜いた、実は、その音の記憶がない、聴いてはいけない音だったと思う、そんな絶対に出てない音がして、背筋が寒くなり、イヤホンを引き抜いたのは確かだけど、どんな音だったのか、思い出せない。
その時は深夜だったので、その部分は飛ばして作業し、翌日、明るい時間に聴いてみたら、特に異常はなかった。
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これは昨晩の話。原稿を書いていて、思うように進まず、頭で思っただけなのか、独り言のように声に出したのか、「疲れた」と言った、そして、この先、どう進めようか考えていた時、母親の声が聞こえた、それは、頭の中で聞こえたのか、耳で聞こえたのかわからないけど、
「そんなに疲れたなら、こっちに来て休みなさい」と言われた、まぎれもなく、母親のしゃべり口調だった。
そんな母親は10年ほど前に亡くなってる。
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