見出し画像

モダンラブ2話をみた

今更ながら話題だったプライムビデオオリジナルのモダンラブをシーズン1から見始めた。1話目からすでによくあるような恋愛話ではなく、観る人によって感想が全然変わるような印象を受けた。
先に注釈しておくが、これから書く感想は私個人の感想であり、作品を冒涜する気持ちは断じてないとここで断言しておく。
また、私は物書きではないし、今気持ちがとても昂っている(ざわついているといった方がいいかもしれない)ので文章がメチャクチャになるかもしれないがそこも目を瞑って欲しい。
以下ネタバレ含む。

モダンラブS1.2話目。要約すると、主人公の男性が忘れられない元カノと復縁する話だった。そこには昔の恋愛に後悔の残る女性の記者が恋のキューピット役で活躍している。女記者は男に自分の過去の恋愛での後悔・失敗を話し、主人公の男のインタビュー記事においても彼の恋愛事情と自分の恋愛における後悔の話を交えた記事を世に出す。元カノがその記者の記事を読むことで、彼女はその時婚約していた男と別れ、主人公の男を選ぶ。
過去の恋人同士がもう一度運命の赤い糸で結ばれる話だ。良い話なのかもしれない。
でも私はこの話をハッピーエンドな感じで終わらせられているところがたまらなく嫌なのだ。

この話を感動した、泣けたと思う気持ちもわかる気がする。誰でも忘れられない人はいるんじゃないだろうか。今付き合っている恋人、妻、夫、とても大切な存在でも昔の恋人を思い出してノスタルジーに浸るのは悪いことではない。大好きだった、一生この人と生きていくんだと思ってた、なのに結ばれなかった。そんなことも現実に起こってしまっているのが恋愛の世界だと思う。世の中に『相手のことが今まで生きてきた中で一番好きだ』と思えている人はどのくらいいるのだろうか。仮に今の恋人が本当に大好きでも、思い出は美化されてしまうものだ。昔の恋人のことを思い出して好きだったなあと思うことは大抵の人は経験したことがあるのではないだろうか。 
そんな人々がこの話をみたら、過去の一番好きだった人との未来をこのショートドラマに投影し、感動し、泣けてくると思う。

だが、私は主人公とヒロインのこの2人よりも、主人公が元カノ(ヒロイン)と道でばったり会ったあとに別れを告げられた主人公の元カノ、婚約破棄されたヒロインの元彼の気持ちを考えてしまうのだ。
そもそも主人公とヒロインが別れたのは、ヒロインが高校時代の元彼と再会し、10秒といえどそういう雰囲気になってしまい、それを主人公に告白してしまったからである。ある意味誠実だ。だがしかしそれをいう必要があったのだろうか。
結局2人とも長年かけて、関係のない2人を巻き込み傷つけて復縁している。
振られた側はなんていう理由で振られたのだろうか。『あなたは悪くない。全て自分が悪いんだ。忘れられない人がいるんだ。もう自分の気持ちを偽りきれない。』こんなとこか。そう直接言ったわけでなかったとしても、本当の理由はこれだ。真実を知った時振られた側はどんな気持ちだろう。主人公の男の方はわからないが、ヒロインのほうは自分の浮気のことを話してしまうくらい正直なので、本当の理由をオブラートにも包まずに言ってしまっていそうだ。正直すぎる人は本人は誠実なつもりかもしれないが、ある意味人を傷つけていると思うので私はあまり好きではない。
話が脱線した。まぁ全てはこのドラマで描かれていたわけではないので私の妄想にすぎないのだが、昔そういう理由で振られたことのある身からするとあのドラマは相当堪える。間接的に傷口に塩をすり込まれたような気持ちだ。
もうモダンラブ2話はみれないと思う。
でも、この傷口がちゃんと癒えて新しい人と幸せになれたらもう一度みてもいいかもしれない。その時は、この記事を懐かしい気持ちで読み返し今と違った感想をもてることを祈ろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?