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【バイナリーでも使える】シナリオ立てトレードを覚えよう

こんにちは。じゅんたんです。

今回はTwitterでもつぶやいた「シナリオ立て」のトレードについて解説していきます。

FXでは「シナリオ立て」はトレードを行う上で当たり前のことですが、バイナリーオプションでも相場環境認識でのシナリオ立てはとても大切です。

短期取引だとついつい目先の動きに惑わされがちですが、チャート全体の方向感や目線の固定を行う訓練をするようにしましょう!


🔶フィボナッチを使う

前回の記事でも解説したフィボナッチを使ったトレードはシナリオ立てをするのにとても有効です。

なぜなら「フィボを引いてその数値に到達するまで待ち構える」という行動をするだけで無駄なエントリーを無くすことができるからです。

特に1分足を見てトレードを行うことが多いバイナリーでは、その場の値動きにつられてエントリーしてしまう人が多いと思うので、このやり方を身につければポジポジ病も克服できるかもしれません。

では早速僕が実際にシナリオ立てたトレードについてチャート画面を使って解説していきます。

実際には何通貨か同時進行で監視していたのですが、ややこしくなるので通貨ペアごとに見ていきましょう!


🔶AUD/USD

まず目をつけたのがオージードルでした。

僕が得意な下降→上昇の転換点の場面だったので、エリオット波動1波を確認してフィボナッチ・リトレースメント(FR)を引いていきます。

FRの引き方は前回の記事でも解説した通り、波の安値と高値に引きます。

下降最後の戻り高値を確認し、それを綺麗に抜けてきていることが条件でしたよね。(売りの場合はこの逆の考え)

なので上記画面のような位置でフィボを結ぶとこのあとの押し目ポイントが予測できるようになります。

FRを使う時の注意点としては、黄金比と呼ばれる数値に価格が到達したからといって必ず反発するとは限らないということです。

フィボはあくまでも押し目、戻り目を予測するためのテクニカル分析であり、これだけでエントリーするのは危険です。

数値も何個もあるのでどの数値で反発するかは、実際に反発してその方向に価格が進んでみないとわからないわけです。

今回は38.2と50のあたりで反発を確認できました。

僕はリアルタイムでこの相場を見ていましたが、「なんだかイマイチ上がらないなぁ〜」といった感じでした。

リトレースメントで押し目を確認できたので、フィボナッチ・エクスパンション(FE)を引いていきます。

エクスパンションは押し目や戻り目を狙ってポジションを持ったトレーダーがどこで利確するのかを予測するのに便利なテクニカル分析でしたよね。

これを引いておくことで利確ポイントでの一時的な反発を狙えるというわけです。

で、僕はこのようにシナリオ立てしました。

このまま上昇していけばFE61.8付近で一旦の利確が入るのではないかと予想したのです。

ポジションはFE100かFE161.8くらいまでは持つことが多いですが、あまり勢いのある上昇ではなかったため、61.8で利確を取る人が多いのではないかと考えたのです。

さて、ここで問題です。

なぜ僕はこの相場を「あまり勢いのある相場ではない」と判断したのでしょうか?

上の画面で少し考えて見てください。


答えはダウ理論を見ていたからですね。

Twitterでも少し触れましたが、波の高値と安値の切り上がりを見ています。

今は上昇トレンドが始まっている場面です。なので、安値が切り上がり高値も更新していればトレンドは継続していると見なせるわけです。

では今回はどうでしょうか?

画像を見てもらえばわかる通り、安値は切り上げていますが高値は更新できずに同じラインで止められているのがわかりますよね。

僕はこの地点でFE61.8まで到達しないのではないかという可能性も考え次のシナリオ立てを考えました。

でどうなったかというと、やはり予想は的中して高値も安値も切り下げてきたんです。

こうなるともはやFE61.8到達のシナリオは白紙となり、下落方向へのシナリオ立てを考える必要があります。

結局僕は高値を切り下げた地点で2バーリバーサルと呼ばれるプライスアクションを確認したので次足で1分エントリーを行いました。

2バーリバーサルとは陽線と陰線が同じ長さで隣り合って現れ値動きにすると実質1本のピンバー と同じになるというプライスアクションです。

2バーリバーサルは僕がピンバー手法で使うパターンの1つでピンバーと同じ反転サインとなるプライスアクションです。

安パイを取るなら5分くらいの長めのエントリーのほうが良かったかもしれません。

その後相場は最初にフィボナッチ・リトレースメントを引いた61.8ラインまで下がっていきました。

はじめにシナリオ立てたFE61.8ラインでの反発にはなりませんでしたね。このようにシナリオ立て通りにいかないことのほうがトレードでは多いんです。

だからFXはじめトレードは難しいと言われているんですよね。

僕が今回上手く立ち回れたのはシナリオ立てを途中で変更したからです。変更したポイントはダウ理論が崩れた場所でした。

つまりダウ理論最強ということです。(笑)

FXもバイナリーも固定観念に捉われると想定外の事態に対応しきれないため、柔軟な立ち回りが必要となります。

で、この相場結局どうなったかというと暫くモジモジしたあとに下落していきました。

このチャート画面を見てどう思いますか?

僕はリアルタイムで追っていた時は下落→上昇の転換ポイントだと思っていましたが、終わってみれば下落途中の調整局面に過ぎなかったということがわかりました。

これって後から見てやっと気付くんですよね。だからトレードは難しい。


🔶GBP/JPY

それではもう一つのシナリオ立てトレードを解説します。

こちらはポンド円チャートです。ポンド円もオージードルと同時進行で監視していました。

パッと見ても上昇トレンドであるのは明白です。

オージードルの時と同様にFRとFEを引いていきます。要領は同じなのでテンポ良くいきます!

高値、安値にFRを引き押し目を確認したら高値、安値、押し目にFEを引いていきます。

今回はFR38.2で反発を確認でき、利確目標の61.8にも軽々と到達していきます。先ほどのオージードルとは打って変わって勢いがありますね!

ポンド円は一度トレンドが伸び始めたら勢いよく進んでいくことが多いので、今回は61.8も超えてFE100かFE161.8までは伸びるだろうとシナリオ立てしました。

実は今見ていた上昇の波はもっと大きな波で捉えた場合の相場だとほんの一角に過ぎないのです。

画像のように黄色い波で捉えると上昇中の黄色い波の中の小さな波であることがわかりますよね。

余談ですが、こういう大きな波と小さな波が同じ方向に重なる時の勢いは強いのでトレンドフォローのエントリーもおすすめです。

FE61.8付近でのプライスアクションを見てもローエントリーはできそうにない状況なのでここはスルーしてFE100付近を狙います。

「必ずFE100付近で一度反転するはず!」

と確信していた矢先にトラブル発生!

なんとパソコンの電池が残り10%を切ってしまっていることに気づいたのです。

しかもFE61.8を勢いよく抜けると思いきやライン付近でモジモジし始めてなかなか上昇せず!(苦笑)

僕はこの時カフェでトレードしており充電器を持って来ていなかったので泣く泣くトレードは諦めました。

しかしここまでで既に3連勝していたので今日のトレードとしては満足の結果でした。

帰宅後に念のためチャートを確認してみると、やはりFE100ラインまで到達し見事に反発していました!

しかもモジモジしだしてパソコンを閉じたすぐ後には急上昇してるじゃないですか!(あと5分我慢してればエントリーできてたかも)

ちなみに結果論にはなりますが、僕がもしリアルタイムでエントリーしていたとすれば画像のようなポイントでエントリーしますね。

➀はFE100の利確により出たピンバーで、➁はMAがデッドクロスしてライン割れして下落してきた場面で出たピンバーです。

➀は反転のピンバー、➁はトレンド継続のピンバーになります。

フィボやラインを使う場合でも僕は絶対に最終的な判断はローソク足(=プライスアクション)を見て判断します。

短期取引の場合、ラインだけのトレードは根拠が薄いので必ず他の根拠と組み合わせるようにしましょう!


🔶まとめ

この記事で解説した2つの通貨ペアとは別にユーロドルも監視していたのですが、解説が長くなってしまうので今回は割愛させていただきます。

お昼のドル円エントリー含めて3連勝だったので気分良く終わることができました。

こうやって毎日コツコツと積み重ねることがバイナリーで勝てるようになるための秘訣だと思っています。

確かに短時間で何万円も稼げるかもしれませんが、それはほんの一部の上位トレーダーにしかできないことです。

僕の記事を読んでくださっている方はバイナリーオプションを勉強中の方やゆくゆくはFXへの移行を考えている方が多いと思うので、まずは資金管理やトレードルールを守れるようにすることのほうが大切です。

その上で今回お話をしたシナリオ立てによるトレードを身につけていけば少しずつでも利益は積み上がっていきますよ!

覚えることが多くて大変かと思いますが、諦めずに頑張っていきましょう!

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