Ensaio sobre a lucidez (10)

Coloque-o então dentro, aonde a chuva não o alcance, a lei é omissa neste particular, o importante é que o edital fique afixado e à vista. Perguntou à mesa se estava de acordo, todos disseram que sim, com a ressalva de ter requerido o delegado do p.d.d. que a decisão ficasse exarada na acta para prevenir impugnações. Quando o secretário voltou da sua húmida missão, o presidente perguntou-lhe como estava o tempo e ele respondeu, encolhendo os ombros, Na mesma, como a lesma, Há algum eleitor lá fora, Nem sombra dele.

試訳
ならば建物の中に貼っておけ、雨が降り込まない場所にな、法律は今の状況を想定していない、大事なのは公布の紙を貼り出し、目につくようにしておくことだ。大統領がこれに異論がないか一同に問いかけると、反論に答えられるように前もってその決定を議事録に記入するようにとPDDの代表が求めた以外、全員が賛成した。書記官がその用達から濡れて戻ってくると、大統領は外の天気を聞いた。書記官は肩をすくめながら答えた、相変わらずポツポツです、外に市民の姿は、気配すらありません。

Coloque-o então dentro, aonde a chuva não o alcance:命令文.「なら中に貼りなさい、雨が降り込まない場所に」o は前文から出ている.o papel を指している.omissa 「忘れられた、なおざりにされた」だが、少しニュアンスを考えなくてはならない.Novo Diccionário Da Língua Portuguesaneste では、Que não previu certas hypótheses, (falando-se de leis, regulamentos ou preceitos escritos). つまり「(法律、規則、掟などで)ある種の場合を予見していない様子」とあるから「想定外だ」という意味にとらえられそう。 particular :ここは構造的に particular は名詞とみなければ辻褄が合わない.「この特殊な場合には法律は忘れられる」つまり会話体にすると「この際、法律のことはひとまず置いとけ」のようになるか. o importante é que… 「重要なのは〜だ」この中身は「重要だと思っていること」という現実のことではないことがくるので接続法になる。Perguntou à mesa se estava de acordo :主語はo presidente だろう。「一同に対して賛成かどうか問いかけた」
ressalva が「例外」で、何に対しての例外というと、todos disseram que sim「全員が賛同した」つまり「〜をした以外はみんな賛同した」という文脈になる。その例外の内容が、de ter requerido o delegado do p.d.d. que a decisão ficasse exarada na acta para prevenir impugnações.:ter requerido 「求めた」でその求めた内容が、que 以下の節で表示される。 o delegado do p.d.d. は ter requerido の意味上の主語と考えることができる。exarar は「記載する」つまり記録に残しておけよ、と左派党の代表は要求している。prevenir impugnações は「反論を予防する」ということだが、後になってちゃんと記録してありますよと証拠として言うために文書の形で残しておけという意味だろう。つまり「脇が甘くならないように固めておけ」という意味合い。
Quando o secretário voltou da sua húmida missão:「書記官がその湿った任務から帰ると」missão というのは「壁に書状を貼ること」なので「仕事」でもいいだろう。húmida 「湿った」というのはその仕事によって雨に濡れるという性質のことを指している。「その仕事から濡れて帰ると」のようにしてもいいか。
como a lesma:「ナメクジとともに」という訳になってしまうが「天気はどうだ?」と聞かれた答えなので「小雨である」がもっともらしい。ただ「ノロノロしている」という本来の意味を考えると「選挙が遅々として進まない」ことを言っているのかもしれない。もっとも、mesma と lesma で韻を踏んでいるのもあると思うが。
Há algum eleitor lá fora, Nem sombra dele.:大文字で始まっているのが、会話文の始まりなので、この二つの文はそれぞれ別の人物が話している。「外には誰かいるのか、いえその雰囲気すらありません」

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