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最終ラップの予想外展開によりARTA NSX-GTが優勝

2021 AUTOBACS SUPER GT Round7 MOTEGI GT 300km RACE

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11月7日(日)、秋晴れのツインリンクもてぎで2021年SUPER GT第7戦が開催され、1周目から早くもスリリングなレースアクションがスタートした。ポールシッターの#19「WedsSport ADVAN GR Supra」(国本雄資/宮田莉朋)がトップを維持し、1コーナーで#8「ARTA NSX-GT」(野尻智紀/福住仁嶺)が#24「リアライズコーポレーション ADVAN GT-R」(高星明誠/佐々木大樹)を抜いて2位に浮上。 しかし、その直後、#12「カルソニック IMPUL GT-R」(平峰一貴/松下信治)も#24 GT-Rと#8 NSX-GTをオーバーテイクして2位に浮上した。

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2回のレース中のアクシデントでFCY(フルコースイエロー)が出されたものの、トップ3はこのまま#19 GR Supraがトップ、#12 GT-Rと#8 NSX-GTの順位で続いた。しかし、2回目のFCYの後、#12 GT-Rは#19 GR Supraに猛烈に迫り、最終的に21周目にオーバーテイクしてレースのリードを奪った。

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GT500車両は23周目からピットインを開始し、ピットを出た#19 GR Supraは暫定2位の#12 GT-Rの後ろにつけていたが、ニュータイヤを温めている間に、#8 NSX-GTがこの機を利用して追い抜き、2位に浮上した。

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しばらくはこの順位でレースを続けていたが、レース終盤になって#8 NSX-GTが#12 GT-Rとの差を縮め始める。その後、#8 NSX-GTは#12 GT-Rにテールトゥノーズで迫り、強いプレッシャーをかけている。#12 GT-Rは最終ラップまで#8 NSX-GTを抑えていたが、突然にペースが落ち、#8 NSX-GTに抜かれてしまう。#12 GT-Rは、明らかにガス欠が迫っている様子であり、最後の一滴を絞り出すために必死にマシンを振りながらゴールを目指した。

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完走することができたが、ペースが大幅に落ちたことで、ゴール直前で#19 GR Supraにも交わされ、#12 GT-Rは最終的に3位でフィニッシュ。

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GT300クラスでは、5位からスタートした#21「Hitotsuyama Audi R8 LMS」(川端伸太朗/篠原拓朗)が優勝した。続いて#55「ARTA NSX GT3」(高木真一 /佐藤蓮)、#56「リアライズ日産自動車大学校 GT-R」(藤波清斗 /ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がそれぞれ続いた。

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2021 AUTOBACS SUPER GT Round7 MOTEGI GT 300km RACE Results
GT500
1. ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)
2. WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)
3. カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)
4. Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)
5. Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)
6. ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)

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GT300
1. Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太朗/篠原拓朗)
2. ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)
3. リアライズ日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
4. JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
5. HOPPY Porsche(松井孝允/佐藤公哉)
6. SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

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