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#12 カルソニックGT-R、5年ぶりの優勝を果たす

2021 AUTOBACS SUPER GT Round5 SUGO GT 300km RACE

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SUPER GT第5戦は、9月12日、初秋の快晴に恵まれたスポーツランドSUGOで開催された。決勝レースは、ポールシッターの#8「ARTA NSX-GT」(野尻智紀/福住仁嶺)がトップ、#16「Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT 」(笹原右京/大湯都史樹)が2位、#12「カルソニック IMPUL GT-R」(平峰 一貴/松下信治)が3位と、トップグループが予選順に走行するクリーンスタートを切ったものの、その後は激しいバトルが展開された。

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7周目に#12 GT-Rが#16 NSX-GTをオーバーテイクしたが、すぐに#16 NSX-GTがポジションを取り返した。その後、15周目に再び#12 GT-Rが#16 NSX-GTを再び抜くが、次の周に#16 NSX-GTと#17 「Astemo NSX-GT」(塚越広大/ベルトラン・バゲット)に相次いで逆転され、4位に後退した。

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しかし、#12 GT-Rはこれに甘んじることなく、20周目に#17 NSX-GTをオーバーテイクして3位に浮上し、さらに#16 NSX-GTを抜いて2位に上がった。#12 GT-Rの後方では、#17 NSX-GTも#16 NSX-GTを抜いて3位に浮上した。

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GT500クラスのマシンは27周目にピットインを開始した。35周目、#12 GT-Rがピットを出ると、#17 NSX-GTが後方から猛烈にアタックしたが、パスするまでには至らなかった。トップ3は、#8 NSX-GTがリードし、#12 GT-Rと#17 NSX-GTが2位と3位で続く展開が続いた。しかし、45周目に#8 NSX-GTにピット作業違反によるドライブスルーペナルティが課せられ、優勝争いから脱落してしまった。

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ここで#12 GT-Rがトップに立ち、#17 NSX-GTが2位、後ろからピットワークでジャンプアップした#1「STANLEY NSX-GT」(山本尚貴/牧野任祐)が3位で続く。63周目に#14「ENEOS X PRIME GR Supra 」(大嶋和也/山下健太」がコース上でストップしたため、セーフティカーが出動し、フルコースイエロー(FCY)となった。65周目にレースが再開されると、#17 NSX-GTは加速に問題があったか、#1 NSX-GTに抜かれて3位に落ちてしまった

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トップグループはこのままの順位で進み、#12 GT-Rがトップチェッカーを受け、5年ぶりの優勝を果たした。2位には#17 NSX-GT、3位には#1 NSX-GTが続いた。GT300クラスでは、#61 「SUBARU BRZ R&D SPORT」(井口卓人/山内英輝)が見事にポール・トゥ・ウィンを達成し、3年ぶりの優勝を果たした。2位は#55「ARTA NSX GT3」(高木真一/佐藤蓮」、3位は#56「リアライズ日産自動車大学校 GT-R」(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ」だった。

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2021 AUTOBACS SUPER GT Round5 SUGO GT 300km RACE Results

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GT500
1. カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)
2. STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)
3. Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)
4. au TOM'S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)
5. DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山 雄一)
6. リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/佐々木大樹)

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GT300
1. SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
2. ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)
3. リアライズ日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
4. グランシード ランボルギーニ GT3(松浦孝亮/坂口夏月)
5. SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT (吉本大樹/河野駿佑)
6. Yogibo NSX GT3 (道上龍/密山祥吾)

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