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マヒンドラ・レーシングがディリヤでポイントを獲得

Diriyah E-Prix

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2021年2月27日、アラブ首長国連邦 サウジアラビアのディリヤE-Prixサーキットの明るい光の下、 ABB FIAフォーミュラE世界選手権のシーズン7は、電気ストリートレースシリーズ初のナイトレースを開催し、スリリングなスタートを切った。

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マヒンドラレーシングのアレックス・リンは、金曜日に行われた新シーズンのレース1の予選でスーパーポールを獲得し、最終的には5番手タイムを記録した。一方、アレクサンダー・シムズは11番手6列目からのスタートを決めた。リンはスタートで6番手につけたものの、ミッチ・エバンスとサム・バードの2台のジャガー勢に挟まれて激しいバトルを展開した。16周目にバードがイン側にダイブしたところでリンと接触し、リンはスピンしてしまい、フロントサスペンションの破損によりリタイアを余儀なくされた。シムズは1周目に10位に浮上し、アタックモードに入ったオリバー・ローランドに遅れをとっていたが、リンとバードの接触で9位に浮上。終盤には7位までポジションを上げてチェッカーを受け、今シーズンのポイントを獲得した。

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土曜日の第2レースに向け、リンは予選で9位だったが、3つのグリッドペナルティを受けて12位からのスタートとなった。シムズは14番手7列目からのスタートを決めた。リンはスタート順が遅かったため、一時は20番手まで後退したが、その後は着実に順位を上げていく。26周目にはリンは17番手、シムズは11番手までポジションを上げ、さらなるチャンピオンシップポイントを狙っていた。

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翌周、リンはミッチ・エヴァンスのマシンと接触して空中に飛び出すアクシデントに巻き込まれた。リンのマシンは逆さまに着地し、短い距離を滑って停止した。レースマーシャルとメディカルチームが彼を救出し、予防処置のために病院に運ばれた。彼はその後退院している。

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土曜日のレースはリンのアクシデントにより赤旗中断となり、シムズはポイント圏外の11位でフィニッシュ。シムズはその後、パワーの使いすぎによるドライブスルーペナルティを受け、15位でフィニッシュした。

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金曜日のレースはメルセデス・ベンツのニュック・デ・ヴリース、土曜日のレースはサム・バードが優勝した。 ABB FIAフォーミュラE世界選手権第3戦は4月10日(土)にイタリアのローマで開催される。

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アレクサンダー・シムズ
「アレックスが無事で何よりだ。週末を振り返ってみると、これ以上の結果を残せなかったのは残念だが、シーズンの残りの部分については楽観的に考えていい理由がある。両レースともにペースは良かったし、ポジションをキープすることができたし、予選でうまくいかなかった理由もわかっている。だから、次のローマではこれらの要素に取り組んで、良いレースができると確信している」

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チーム代表 ディルバグ・ギル
「最も重要なことは、アレックスが事故の後、無事であることだ。厄介なアクシデントだったが、アレックスがわずかにこぶやあざを負っただけでローマに戻ってくることができたのは、フォーミュラEとFIAが安全面で継続的に取り組んでいることの証しだ。レースウイークエンドについては、期待していたような結果は得られなかったが、ペースがあることは明らかで、レースペースが気になっていた昨年から大きく前進した。開幕戦ではアレックス(リン)が第1レースでスーパーポールを獲得し、アレクサンダー(シムズ)の決勝ペースも安定していたので、予選ペースがあることを証明することができた。これからはチーム一丸となって、このペースをいかにローマでのレース結果につなげていくかに取り組んでいきたいと思います」

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