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マヒンドラ・レーシングは、サウジアラビアでの難しい週末をポジティブに捉える

マヒンドラ・レーシングは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権の第2戦と第3戦のサウジアラビアでは不本意な結果となりました。それでも、2週間後のホームレースであるハイデラバードに向けて、このインド系チームはシーズン9での進歩に手ごたえを感じています。

シーズン9の第2戦に臨むチームは、メキシコでの表彰台獲得の勢いのまま金曜日の予選に臨みました。ルーカス・ディ・グラッシとオリバー・ローランドは、8人のライバルと対戦した素晴らしいグループステージのパフォーマンスを見せた後、直接対決デュエルに進出しました。それぞれ7位と8位からスタートしたふたりは、スタートで接触され、回避行動を取らなければならなくなり、いくつかポジションを下げました。また、ローランドは後方から追突され、パンクでピットストップを余儀なくされ、最終的に19位でレースを終えました。ディ・グラッシは幸運にも混乱を避け、#11 M9Electroを13位でフィニッシュさせました。

土曜日の第3戦に向け、ふたりは各車が0.5秒以内で競り合う予選では僅差でデュエルステージ進出を逃すという不運に見舞われました。ローランドは14番手、ディ・グラッシは20番手からスタートし、ふたりは良いスタートを切ったものの、結局、順位を上げることはできませんでした。ローランドは32周目にリアサスペンションの損傷の疑いでリタイアし、ディ・グラッシは5つポジションを上げ、15位でゴールしました。

レース後、フレデリック・ベルトランCEOは次のように語りました。「浮沈の多い週末でした。予選では2台ともデュエルに参加し、良いフィーリングでスタートできました。レースでは、1周目に運がなく、良い結果が得られる可能性が潰えてしまいました。2日目は、前日の悔しさとフラストレーションを抱えたまま、難しい一日となりました。レースでは、クルマが本来あるべきレベルに達していませんでした。全体として、悔しい思いもあるし、学びもたくさんありますが、それでも私たちには熱意があり、ハイデラバードに向けて準備することにとても楽しみにしています。たとえ悔しい思いをしたとしても、落胆はしていません」

元チャンピオンのルーカス・ディ・グラッシはこう語りました。「厳しい週末でした。第1レースは予選から好調でしたが、スタートで接触され、幸いにもダメージはありませんでした。できる限りプッシュしましたが、ノーポイントに終わってしまいました。第2レースは予選がうまくいきませんでしたが、周囲に比べればペースは良かったと思います。後方からスタートしていくつか順位を上げ、15位でフィニッシュしました。でもポイントを獲得できなかったので、何が起こったのかを分析する必要があります。ディルイーヤはメキシコよりずっと大変な週末でしたが、次のインドではチームのホームレースとして良いレースができることを期待しています」

インドでの巻き返しを狙うオリバー・ローランドは、こう語りました。「第1レースでは、スタートで数台がはらんでしまい、僕はトラブルを避けようとしましたが、後ろから追突されてパンクしてしまいました。それによって僕のレースは終わってしまいましたが、引き続きデータを収集しました。第2レースではマシンに異変を感じ、その後サスペンションにダメージを負ってリタイアしました。チームはその原因を調査しています。しかし、今は再び集中し、ハイデラバードに向かうつもりです。地元の観客の前でレースを経験できることに楽しみにしています」

2週間後のホームレース、ハイデラバードE-Prixでは、メキシコで見せたパフォーマンスを取り戻すべく、全力を尽くしています。

マヒンドラ・レーシングは、オフィシャル・パワートレイン・パートナーのZF、eフルイド・パートナーのシェルなど、強力なパートナー群を擁しています。また、スイスの高級時計メーカー、モーリス・ラクロアが引き続きオフィシャルタイムキーパーを務めます。

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