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世界で初めて人種差別撤廃を提案したのは日本国。

先日、このような投稿を見かけました。

リンク先には、上智大学名誉教授の渡部昇一先生の記事が掲載されています。
その内容は「人種差別撤廃を国際会議で初めて提案したのは日本人だった!」というものです。
最近はLGBTの問題が話題ですが、海外と違って日本は昔から人種の違いや性について多様性を持っていたことが分かっています。
その辺りを深堀していきたいと思います。


パリ講和会議で人種差別撤廃を提案!

1919年6月28日、フランスのパリにあるベルサイユ宮殿でパリ講和会議が開催された。
1919年というと第一次世界大戦が終わった年で、それまで影響力のあったドイツが敗戦しこれからの国際秩序を誰がどう保つかということを決めなければならない重要な会議でした。

[ウィリアム・オルペン画『1919年6月28日、ベルサイユ宮殿、鏡の間での講和条約の調印』では、講和条約の調印を行うドイツ国のヨハネス・ベル運輸大臣が画面中央、椅子の背もたれを背に後ろ姿に一人だけ描かれ、その対面に調印に注目する戦勝国の首脳の群像が描かれている]

当時はドイツへの報復も兼ねながら、次の大国であるソ連の社会主義体制をけん制するための意味合いもあったようです。
ちなみに、このパリ講和会議は後に「国際連盟」→「国際連合」へと変わっていきます。

パリ講和会議では、イギリス、フランス、イタリア王国、日本、アメリカ合衆国を主要5か国として開催され、日本からは西園寺公望元首相、牧野伸顕元外相、珍田捨巳駐英大使、松井慶四郎駐仏大使の4名が参加しています。

人種的差別撤廃提案(じんしゅてきさべつてっぱいていあん Racial Equality Proposal)とは、第一次世界大戦後のパリ講和会議国際連盟委員会において、日本が主張した、「国際連盟規約」中に人種差別の撤廃を明記するべきという提案を指す。この提案に当時のアメリカ合衆国大統領だったウッドロウ・ウィルソンは反対で事が重要なだけに全員一致で無ければ可決されないと言って否決した。国際会議において人種差別撤廃を明確に主張した国は日本が世界で最初である。

wikipediaより引用

パリ講和会議で人種差別撤廃を主張した日本ですが、結果的にアメリカやイギリスなどの反対により否決されてしまいます。

当時は、今よりもずっと白人至上主義があたりまえの世界でイギリスやアメリカなどの白人社会の国によっては受け入れがたい法案だったのでしょう。

一方では、アメリカに居る黒人などはこの人種差別撤廃案の成立を心待ちにしていたことから、否決された事で暴動まで起こっています。

1919年のアメリカでは、差別を受けていた黒人が講和会議での日本の差別撤廃案へ期待していたが、賛成多数であったにもかかわらず、ウィルソンが議長裁定により法案を成立させなかったという自国政府の行動に対し、多くの都市で人種暴動が勃発し、100人以上が死亡、数万人が負傷した。

wikipediaより引用

日本は昔から多様な人種を受け入れていた

今、日本では様々な面で多様性を受け入れようという流れを画策している人たちがいるようですね。
でも元来から日本人は多様な人種や性的思考を受け入れてきている事実があります。

織田信長の部下、弥助は黒人の奴隷だった事は有名ですね。
男色という言葉をご存じでしょうか?

日本では平安後期以後、流行し、仏家や武家社会では容認されていた傾向がある。江戸時代には町人社会にも見られ、若衆や陰間(かげま)などを買う遊びも公然と行なわれた。

男色 - コトバンク

日本にLGBT法案は要らない

今更、LGBTなどの法律を制定する必要などありません。
日本は世界でも有数の多様性を認める国家です。
今回のLGBT法は、女性の地位や権利を毀損する可能性が指摘されています。

G7があるからって、急いで法案を成立する必要なんて全くありません。
正直、今回の自民党にはがっかりです。部会で反対多数だったにもかかわらず議論が打ち切られ、部会長などに一任されるという前代未聞の事態となった。

最近は維新の会や国民民主党の方がよっぽど良いとさえ感じています。
部会で一任となったものの、さすがに自民党の総務部会では否決されるだろうと思ったら、、

もう、自民党内には民主主義は無いという事ですね。残念です。

世界各国では、今回のLGBT法案と同じような法律が制定されたことにより女性たちの権利や安全面が脅かされているニュースが数多く報道されていて、見直しへと動いている現状があります。
日本は、、時代と逆行するという事にならないでしょうか。

ネットの不安の声

日本はどうなってしまうのか。
子どもたちに安心、安全な未来を残すことができるのか。
心配になってしまいます。

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