見出し画像

子育て支援と貧困支援は別に考えた方がいいと思う(児童手当の所得制限から)

日本は相変わらず出生率の低下が続いています。
私が子供のころからこの話はあった気がしているんだけど、なぜに今の今まで解決していないのかというと、やはり日本政府や国民が本腰を入れて向き合ってこなかったという事でしょう。

ちなみに、出生率とは、「人口1,000人に対する1年間の出生数の割合」を示す数値。
今年2023年の日本における出生率は1.39で215位/227国中だそうです。
韓国や台湾、中国などの東アジア地区は軒並み200位以下で同じような課題を抱えています。

日本の出生率が低下し、それによって様々な弊害が起こっています。
世代別人口のバランスが偏り、超高齢社会の仲間入りを果たし、現役世代には間もなく年金問題が重くのしかかってきます。
さらにその子供たちは過重な負担がのしかかってくることが予想されています。

なぜ子供が増えないのか。

子育てにお金がかかるから、結婚したくないから様々な理由があると思いますが、私はお金の問題は大きいのではないかと思っています。

子育てにはお金ががかります。
小さなころは育児のために仕事を休まなければならないし、オムツやミルク、よく風邪をひいたりするので医療などにもお金はかかります。学校へ入学すると教材費や通塾費、部活代なども大きな出費になります。
私立の学校や大学へ進学すると養育費は膨大に膨らみます。

よく、「子供の病院代はタダなんだから医療費は関係ないでしょ!」とおっしゃる方が居ますが、実は全国の中でも完全無償化でない地域は意外とあるんです。一部自己負担を設定していたり、所得制限を設けているなど理由は様々です。

私はアラフォー世代ですが、もう少し上の世代の方と【今と昔の子育て費用】について話す機会があります。
その時、上の世代から言われるのは「今の人は子育てしやすいよね~、児童手当もあるし、医療費もかからないでしょ。」

いやいやいや、そんな事言ってるから子供が増えないんだよ。
今の若者世代は、好景気を経験していない。
不景気~コロナ禍を経験して賃金が上がりずらい傾向がある。そんな中で結婚して子育てしてくれなんて言われても無理ゲーなんです。

そういえば、ひろゆきさんがTwitterでこんな事をつぶやいていました。

ひろゆきさんの考えは極端だけど、もう今の日本ではこのくらいしないと少子化は止められない状況にまでなっている。

もし、実現できるのであれば外国人生活保護の問題と同じで、お金目当てで海外からやってくる人が出てくるのできちんと日本人だけにお金が回るように政府は工夫してもらいたい。

もう一つ、子育て支援で気になっているのが、いつも付きまとってくる「所得制限」の問題。
子育てを支援するって言ってるのになぜ親の収入が原因で子育て支援金に不公平が生じているのか。いつも疑問に思っています。
ちなみに我が家は所得制限にはかかっていませんし、ちゃんと頂くものは頂いています。

こんなことしてたら、子供を沢山産む金銭的余裕のある高所得者層にとっても子供を産むことで不公平感を感じてしまうことになります。

この所得制限問題、、
根が深いと思っていて、児童手当に始まり、医療費助成、学費無償化にまで及んできます。

最近では児童手当ができたからと、所得税における16歳未満の扶養控除が無くなってしまいました。
「児童手当あげるから控除削ってもいいよね?」
繰り返しになりますが、こんな事を続けていたら日本の少子化は一向に改善しません。

日本でも子育て支援を重点施策の一つとして大成功している自治体があります。兵庫県の明石市です。

明石市は泉市長が子育て支援を掲げ、人口が順調に増えています。

子どもを産み育てることは、親にとっても嬉しい事で、子供の成長や一つ一つの変化に驚き、人生を豊かにすることができると私は思っています。
その為、我が家は余裕があるわけではないですが、2男1女の3名の子供たちを授かり育てています。

これからの若い世代にも子供を育てる事の楽しさや豊かさを知ってほしい。
そして少しでも日本人が子育てをしやすい環境を整えてほしいと切に願うばかりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?