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第3回べあー杯振り返り

こんにちは、Zexx(ぜっくす)と申します。

2022年5月14日に東京レジャーランド秋葉原1号店にて開催された、第3回べあー杯に携わっていただいた方々お疲れ様でした!

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まずは最初にお礼をさせてください。
主催のABEARさん、解説のU76NERさんや#MA3#さん、スタッフのSYRUPさん、JAXYAさん、PS8313さん、そして遠方からの出場選手のためにご支援いただきました42名の皆様、本当にありがとうございました。
全ての方々のお力あっての大会だったと思います。どれか一つでも欠けていたら開催できていなかったかもしれない。
このような場に選手として出させていただけて幸せ者です。
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本稿では大会の概要から始まり、実際の試合の振り返りまでをまとめようと思います。
試合については基本的に僕が出た箇所のみに触れるため、稚拙な自分語り過多になること必至ですがお付き合いいただけますと幸いです。
(他はチームメンバーが書いてくれる。。。かも?)

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※2022/05/24追記
チームメンバーが振り返り記事を書いてくれました!!
本稿では割愛してしまった内容も補完してくれているので是非読んでください!
■REGARDさん

■FOHTEさん

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べあー杯について

「べあー杯」とは、BEMANI PRO LEAGUE(以下BPL)に参加されている「team レジャーランド」のアドバイザーであるABEARさん主催の大会です。
BPLのプロを目指すための経験と実績を積むための機会にしてほしい、というコンセプトになっています。

今大会は第3回ということで、BPL Season2のルールに即した大会、かつBPL Season2にてドラフト候補まで進んだ実績を持つ9MARY0選手、*WOOL*選手、RAITO.選手、86*選手、RIN選手を交えた本格的かつレベルの高い大会となりました。

大会当日はYouTube Liveにて配信されており、アーカイブも残っておりますので是非ご視聴ください!


チームについて

僕が出場したチームはREGARDさん、FOHTEさんの3名で構成されたチーム名「パワー」です。メンバーが確定した時点でチーム名は僕が即決しました。勝手に決めてごめんなさい。

REGARDさんはBPL Season2にてteam SILKHATのData Analystを務めている方、そしてFOHTEさんは第1回べあー杯にも出場しており複数の大会を経験している方です。

おニ方ともに相当な実力者です。ただし3名全員が尖りすぎている、特に僕とREGARDさんはタイプが非常に似ていることから対戦相手が確定した時に作戦会議で全員頭を抱えました。どう戦おう。。

そこで、SCRATCHを得意としているFOHTEさんはSCRATCH全振り、鍵盤の地力が3人中ダントツで突き抜けているREGARDさんには高難易度の大将戦、様々な曲をチマチマ触っている僕はその他の補填、という形で決まりました。
担当分野を明確にすることで専門的な練習が可能になりました。

その後は対戦予定のチームメンバーと相手のスコアを資料化し、比較することで武器 / 課題の洗い出しを徹底的に行いました。
メンバー3名で全224曲、本番までの約2週間でデータ収集からスコア埋め、オプション決めまで行いました。
全員の熱量と根性が無ければ成立していませんでした。ありがとう。

以下では試合の振り返りをしていきます。


第4試合 vs 出張!上野動物園

中堅戦(CHARGE) vs DJ 9MARY0

自選曲 Scars of FAUNA
他選曲 乱膳の舞姫

自選曲は練習中に正規で1回やったら若干失敗して63個、かつ9MARY0さんの自己ベストに35点勝っていたので決定。
他選曲はむしろ得意寄りだったので驚きました。

予想は上から本命順に
・Wolf 1061
→単純に自己ベストが51点負けてる
・MIRACLE MEETS
→練習したことがなくスコアが低かった(刺すために前日に猛練習しました)
・NEW SENSATION -もう、あなたしか見えない-
→BPMが早いので9MARY0さん得意なのでは?
・ROCK女 feat. 大山愛未, Ken
→難しい。できないおねがいゆるして

大会当日、実はコンディションの調整が上手すぎて逆にキマってしまい、普段の設定が合わなくなってしまいました。(何で?)
そのため普段より緑数字を早めて調整しました。

←普段の設定  大会の設定→

しかし結果は自選曲で大失敗し22点差で敗北。逆に9MARY0さんは自己ベストを伸ばしポイントを取られる形になってしまいました。初戦から最悪のスタートです。正直やばいと思いましたが切り替え他選曲へ。
他選曲は会心の出来で32点差で勝利!うれしい
ここで感覚に慣れ(た気がし)ました。括弧の理由は後程。

全体の結果としてはやはり大将のRINさんが強く負けてしまいました。
FOHTEさん、本番も上手かったんだけどなあ。。。


第6試合 vs gradation

先鋒戦(PEAK) vs DJ KRAG20

他選曲 BAD BOY BASS!! (dj Remo-con MIX)
自選曲 Don't be afraid myself

自選曲は大好きな曲であること、そして練習中に意外と正規が良いことに気付き、何回かプレーするうちに29個まで伸びたことで決定。
相手がランダムで外れてくれれば更にお得だな~なんて考えていました。
他選曲はこちらも予想外。聞き直してしまってすみませんでした。
上記の【チームについて】で全ての曲を対策したと書きましたが、先鋒戦のPEAK(Lv8-10)は全126曲。流石に2週間では対策が薄いところが当然出てきます。
ちょうどその薄いところを選曲されて困りました。

予想していたのは
・Cradle
→ソフランで事故が起きやすいがKRAG20さんの自己ベストがかなり高く(MAX-23)、仕上げていることが予想される
・DXY!
→KRAG20さん、ガチ押しもかなり上手い。必死に練習しましたが自己ベストに勝てませんでした

また、第6試合直前の練習時間で更にキマってしまい、先程の設定が合わなくなってしまいました。(何で?)
そのためSUD+を上げて調整しました。

←普段の設定  第6試合の設定→

他選曲は対策の効果はあったものの、45トリルをはじめとした節々で黄ばんでしまい11点差で敗北。オプションは共にランダムのためスコア力の差でした。悔しいが仕方なし。
自選曲は結構失敗してしまいましたが18点差で勝利!KRAG20さんがランダムで苦しい配置を引いていたこともあり助かりました。

全体の結果としては引き分けになりましたが、なんと獲得ポイントの差で準決勝進出が確定!乱膳の舞姫で勝利していて本当に良かったと思った瞬間でした。。。

余談ですが、前述の通りCradleは投げられると思って特に猛練習したので供養させてください。


準決勝 vs べじたぶる俱楽部

ドラフト候補者のRAITO.さんがいる強豪チームです。
その""パワー""はこれまでの試合で十分見てきました。

ここから先はオーダーについても触れますが、まずは最重要な大将戦。
最初から、誰が相手になったとしてもここでREGARDさんには大暴れしてもらうつもりでした。もう好きな曲選んでいいんだよ!!!
そして中堅戦はいよいよジャンルFREEということでSCRATCH以外の強力な武器を持っているFOHTEさんに暴れてもらうことに。ヤーー!!!!!!
残った先鋒戦はこれまでの練習を活かせるため僕が担当となりました。

先鋒戦(FREE) vs DJ X-JIN

他選曲 50th Memorial Songs -Flagship medley-
自選曲 大桟橋

自選曲は先鋒戦PEAKで対策した曲目の中から選出しました。
罪と罰(ミラー)と迷った結果、X-JINさんが外れてもガチ押しで乗り切ってしまう可能性を考慮して大桟橋にしました。曲だいすき
他選曲は知ってる曲で助かったものの、長らくプレーしていないので大丈夫かなあって心配になっていました。こっちも曲すき

他選曲は最初のソフランで皿チョンのタイミングをド忘れしてしまったり、最後の数小節でどさっと黄ばんだりしてしまい11点差で敗北。熟練度の差でした。
自選曲は鍵盤を取りながらの皿チョンが何とか決まり3点差で勝利!
予想以上に黄ばんでしまい危なかったです。

えらい

全体の結果としては全引き分けでまさかのサドンデスへ。。2回目の大将戦でも決まらず罪と罰で腹括るか。。と思っていたら
中堅戦FOHTEさんが2タテして勝利!!!!!天才!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

チーム パワー、なんと決勝戦進出です (皆でマジ?って言ってました)


決勝戦 vs 出張!上野動物園

第4試合でも対戦した全員がドラフト候補者のチーム、再び。
かなり厳しい闘いになることは容易に想像がつきました。

オーダーはここまで来ると咄嗟には読み切れませんでした。
唯一、第5試合(最終戦)はテーマだけでなくレベルまでFREE、そしてポイントが3点ということで誰を選出するか非常に悩みました。
結果、やはり一番"""""パワー"""""のあるREGARDさんに。
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※2022/05/19訂正
3点ではなく2点でした。すみません。オーダーの理由はREGARDさんが振り返りnoteにて詳しく書いてくれましたのでそちらもよろしくお願いします!
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連続での選出は不可のため、以下の選出はFOHTEさんとREGARDさんを交互に、Lv8,9が含まれている第1試合のみ僕が担当するということになりました。

第1試合(FREE) vs DJ *WOOL*

自選曲 RIDE ON THE LIGHT (HI GREAT MIX)
他選曲 That Feeling

自選曲は準決勝同様、先鋒戦PEAKで対策した曲目の中から選出しました。
この曲、譜面は比較的覚えやすいし固定オプションが有効なことも有名ですが、一つ難点がありまして。
それは極端にFASTが出やすいことです。
他の曲では判定がピッタリ合っていてもこの曲は判定が沈んでいる?のかやたらFASTが出ます。そのため今大会に合わせて練習していないと難しいものがあります。何があっても自選曲は勝つための選曲でした。
他選曲はなんと同様に先鋒戦PEAKからの選曲、対策済みだったのでマジ!?って内心思ってました。あと曲かっこよすぎ。すき

ここまで読んでくださった方は想像できるかもしれませんが


決勝戦直前の練習時間で更にキマってしまい、先程の設定が合わなくなってしまいました。(何で?)
そのため更にSUD+を上げて調整しました。

←普段の設定  決勝戦の設定→

結果を振り返ります。
自選曲は*WOOL*さんのオプション欄に「RANDOM」の文字が見えた瞬間、勝ったと思いました。
最後の57トリルが結構黄ばんでしまい、内心心配しつつも勝ったでしょうと思いグラフを見て、崩れました。5点差で敗北。
後で聞いたのですが、*WOOL*さんの配置、かなり当たっていました。
盲点でしたが負けは負け。悔しい。

他選曲も*WOOL*さんはまさかの「RANDOM」でひょっとしたら取れるのでは?まだ巻き返せるのでは?と思い必死でした。
終盤を必死でガチ押ししたものの7点差で敗北。呆然でした。

全体の結果としては、チームメンバーが皆自選曲を取り、他選曲を取られという展開に。
僕の出番が終わった直後は席に座りながら、やっちゃったなあ、悔しいなあ、とぼんやり思っていたのですが
FOHTEさん、REGARDさんが自選曲で必ずポイントを取り拮抗していく様子を見て徐々に居てもたってもいられなくなりました。
拮抗状態は最終戦まで変わらずそのまま終了。第1試合での2ポイント差で負けてしまいました。

チームメンバーを労いつつ放心状態。そんな中で閉会式が始まり予想外の準優勝としてチームのコメントタイム(普通に考えれば当然ですが)。
パワーの皆で大会に向けて頑張っていた光景を思い出して、気付いたら喋りながら泣きかけてました。

察してくれたREGARDさん、しゅき・・・♥

コメントと写真撮影も終わり、席に戻ってからは静かに泣いていました。
beatmania IIDXを続けてきて初めて泣いた瞬間でした。

第1回べあー杯で経験した悔しさは今大会で晴らしました。
そして同時に新たな悔しさを実感しました。



さいごに

散々想いをぶちまけましたが、第1回、第2回から引き続き本当に良い、最高の大会でした!

チーム 出張!上野動物園の皆さん、優勝おめでとうございました!!!


さて、いよいよBEMANI PRO LEAGUE -SEASON2-が開幕予定です!
そのため、アーカイブにて説明のあった通りべあー杯は今回を以て暫く開催はありません。
そしてREGARDさんはteam SILKHATのData Analystに専念するため、チーム パワーも解散です。

僕個人としては、今大会準優勝とはいえ、まだまだ甘いのだと認識させられました。きっとプロになる器としてはあまりにも未熟です。
でも、beatmania IIDXを続けている限りはまた大会に出場したり、プロテストにもエントリーするのだろうなと思います。

またお会いしましょう!
読んでいただきありがとうございました!では!

みんなありがとう。またね

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