毒ヘビと呼ばれた男
ネオサイタマ某所のガード下の居酒屋にて 「毒ヘビ?ああ、もちろん知っているぜ。オキナワにはマムシ、ネオサイタマだとハブだったっけ」 「逆だ。そしてそっちの毒ヘビじゃあない。」 お世辞にもハンサムではない赤いボディスーツの男が、 3人のサイバネ賞金稼ぎの男たちに絡まれていた。 一見ゆすりたかりのこの状況だが、呆れ顔でグラスを磨く店主とガンメタルカラーのコートを着た男は無視している。 この居酒屋では日時茶飯事だからだ。 「10年前消息を絶ったあの快賊毒ヘビが生きていて、ここらへんで目撃情報があったんだよ。この店は初めてじゃねえだろう?」 「よしてくれ、俺だって10年ぶりに来たんだよ。ここはボロだけどツケが効く。」 「ツケなんてためられねえよ!」 店主の怒号を耳をふさいで無視する。 「そんなはずないさ!キチンと俺のメモがあるはずだぜ」 「チッ」 店主がもはや電話帳とも言えるくらい分厚くなった紙の束を男に投げて渡す。 「ホーラあったあった、見てご覧よ」 男が投げ渡した束を賞金稼ぎのリーダーが拾い上げる。 「ケモビール10ビン、仕事払いで支払う………快賊毒ヘビ……?!」 「イヤーッ!」 「アバーッ!」 リーダー格の男が顔を上げると同時に、赤いボディスーツの男は拳を叩き込んだ! ただのパンチ一発でリーダー格の頭蓋骨はぐにゃぐにゃだ! もはや起き上がれない! 「や、野郎!」 「よくもリーダーを」 バシュウンッ バシュウンッ 「「えっ」」 「今日は店じまいだってよ。帰んな。」 さっきまでの飄々とした態度とは裏腹にドスのきいた声で男は片腕と同化した銃を二人に突きつけた。
◉◉鋼の肉体と精神
▲▲▲人腕/心銃(腕部バイオサイバネ)
◉鋼の拳骨
◉鋼の指先
◉鋼の意思
パイソン【万札:25】
◉超合金の頭蓋
水晶ボディ
「生体LAN端子」を必要としない戦闘用サイバネとして扱う。
▷▷▷鉤爪
キャラクターデータ:毒ヘビと呼ばれた男
キャラクターデータ:水晶人間