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フジロックの日高社長、大将、帽子

年をとったな。

電気グルーヴ前の日高社長が話している所の動画を見て思う。

変わってるけど変わらない。

「無事に家に帰るまでがフジロックだから」
97の時も言っていたような気がする。

レッチリ終わりの雨が降りしきる中
「この後宿とっている人は?」
「それじゃここに泊まる人?」
ステージ上から大勢の観客に向けて言っていた姿が思い出される。

今、久しぶりに97のパンフレットを引っ張り出して眺めている。

以下、パンフレットに載っていた日高社長の言葉

     Welcome To FUJI ROCK FESTIVAL'97
 いよいよ、「FUJI ROCK FESTIVAL '97」の当日がやってきました。国内外数十アーティストによる国内最大級の野外ロック・イベントを存分に楽しんでください。音楽を大好きな人々が、年に一度、富士山の麓という大自然のなかに集まって、自然と音楽のセレブレイションとも呼べるフェスティヴァルが開けないだろうか?なぜ日本ではロック・フェスティヴァルがないんだろう?そんな想いや問いかけから生まれたのが「FUJI ROCK FESTIVAL '97」です。
 ここ数年、日本で開かれているコンサートの数は、内外のアーティストを合わせるとアメリカに次いで世界第2位と言われています。しかし、ジャズやレゲエを除けば、野外で大規模なフェスティヴァル・タイプのものは数えるほど。残念なことに、ロックに関して言えば、ないにも等しいというのが現状です。一方、欧米では毎年夏になると数多くのフェスティヴァルが開催されています。イギリスではグラストンベリー・フェスティヴァルやレディング・フェスティヴァルが開かれ、デンマークには10万人を集めるロスキューダ・フェスティヴァル、アメリカでもロラパルーザ・フェスティヴァルなどが日本でもよく知られていて、こういったイヴェントに世界中から数多くのアーティストたちが集まってくるのです。
 同じようにオーディエンスも世界中から集まり、彼らはイヴェントが開かれる数日間をキャンプ・サイトや車の中で過ごしながら、ホールやクラブでは味わうことのできない音楽の楽しみ方を満喫しています。実を言えば、ここ数年、そういった海外のイヴェントでよく見るようになったのが日本の音楽ファン。彼らは飛行機代を払ってまで、フェスティヴァルを体験しようとしているわけです。
 そろそろ日本でもこんなイヴェントがあってもいいんじゃないでしょうか。アウトドア・ライフを楽しむ人々も増え、大自然の中で音楽を楽しみたいという人々も増えてきました。これはただのコンサートではなく、本物のフェスティヴァル。それが私たちの企画です。会場は日本の象徴ともいえる富士山の麓にある、ここ天神山スキー場。涼しい緑に覆われた天然の遊園地です。その中に二つの大型ステージを特設し、そこで音楽を楽しみ、キャンプ・サイトとバーベキュー・サイトではアウトドア・ライフを満喫できるというものです。また、世界の料理を楽しめるレストランやバーを作り、フリー・マーケットも用意します。加えて、子供たちの遊園地を作り、保護者同伴の小学生以下は入場無料とすることで、未来を担う子供たちに音楽と自然の素晴らしさを経験する場所を提供しようと考えています。とにかく都会生活にはない不便さがありますが、その不便さを楽しんでください。そしてまた来年会いましょう。
                                 (株)スマッシュ 日高正博



「そしてまた来年会いましょう。」
そのためにやっているんだろうな。

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