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父.mp1

自分は常にもうこういうものだとして父親とは怖いものだ、憎いものだというイメージがあった。


父はいつも私の顔を見ると


寝ろいつまで起きてるんだ。


そう言ってあまり話すこともなかった。


たまに遊びに行く場所も山、海、川この3つのどれか。


ディズニーランドに行くぞ!そう言って連れて行かれた場所が山芋ほりだった。トランクにスコップが乗ってる時点で気づくべきだった。


魚釣りもよく連れて行かれた。自分が釣れるたびに煽ってくるのでそんなに魚釣りは好きにならなかった。


川は割合に好きだった。理由は簡単だ。木が落ちているから。


流木拾いに夢中で餌とか竿とかは気にしなかった。当時はファンタジーにドハマリしていたので杖みたいな木を拾ったときは大興奮で必死に魔法陣を書いていた懐かしい。あと、川はとてもきれいで当然山の中にあるので空気が青々としていて原っぱとはまた違った特別な匂いがあった気がする。


山はキノコ採りと山芋掘りあとは登山と温泉


海は磯遊びと釣り


川は釣りと流木拾いあとはバーベキュー


こういうふうに書くと楽しそうに思えるがあの人は昭和の見て学べ見て盗めなので全然楽しくない。修行である。


つらい


まあ、あえて言うなら登山と温泉は好きだったよ


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