デジタルの日

昨年・2020年11月、政府の有識者会議で「デジタルについて振り返り、体験し、見直し、共有し合える定期的な機会」として、2進数の0と1にちなんだ10月10日と11日にデジタルの日が設置されました。
今年は、設置後最初の年にあたり、楽天やアマゾンをはじめ様々な企業で消費喚起キャンペーンが行われいているほか、所管官庁のデジタル庁は、省庁創設記念としてオンラインイベント開催することとしている。

また、地方の熊本市ではこの日にあわせてサポートセンターを設置して、デジタルの困りごと解決する試みを、民間事業者3社とともに取り組み始めている。
デジタル困り事、解決します 中央区にサポートセンター、10日開設
(熊本日日新聞サイトへ飛びます)

国や地方公共団体などは、かねてから指摘されている通りいまだにFAXでのやり取りが残っている。衆議院議員の丸山穂高氏がTwitterで指摘しているが、通信プロトコルが脆弱でセキュリティの観点からも問題視されている。

正直、予備的な機能として残す分には異論はないけど、普段から相手との連絡手段として優先的に使用するのはどうかと思っている。
ITリテラシーの低い人に合わせるとその分生産性が落ちて、他の業務にしわ寄せがいくことを意識してほしいね。


国民全体に向けてデジタル化を浸透させるなら国がまず、ペーパーレス化などデジタル意識を高めるために、まずは一歩進んでほしい。
そして同時にコロナ禍であらわになった、日本のデジタル化の遅れ、ITリテラシーの低さ、商取引や事務業務における紙媒体への根強い信仰を、この日を契機に少しずつ改めていく必要がある。

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