タスクシュートで名前のない家事に名前をつける
最近、やるべきことが増えてきて、頭の中でタスク管理するのがしんどくなってきました。
おかしいな……手帳で毎日スケジュールは管理してるつもりなのに、なぜかいつもバタバタしていて、やるべきことの管理が行き届いていないような?
事細かな名前のない仕事が多すぎて、しかもその予定が前後したり消えたり増えたりするので、そもそも全部を手帳に書ききれないし、いちいち書いてる暇があったら、やってしまったほうが早いと思うことも。
そんな1ミリぐらいの用事が山のようにあるんですよ。それにかかる時間は確実にあるのですが、とらえどころがありませんでした。
一日の作業をもっと詳しく段取りするための、手間のかからない良い方法はないものか?
そういうタイミングで偶然知ったのが「タスクシュート」という方法です。
タスクシュートとは?
タスクシュートは予定の管理法ではなく、作業した実績の記録です。
自分のこなしたタスクを記録して、繰り返し行うものについては「リピートタスク」とします。
リピートタスクとして登録したものは、明日以降の「今日やること」のリストに自動的に表示され、前日までにクリアしたときの所要時間も、目安として参照されます。
それによって、自分で考えなくても今日一日に行う作業全体の合計の所要時間が分かり、終業予定時刻が割り出されるのです。
その時刻が許容範囲を超えて遅かった場合は、どれかのタスクを明日以降に回すか、あきらめるなどの判断をして、時間のやりくりをします。
その方法で、しっかり働いた感が生まれて、バタバタではなく、着実に自信を持って作業できる……てな話なんですが、本当かな!?
やってみればわかるでしょう!
ということで、さっそく試用期間に入りました。
使用アプリはiPhone用のタスクシュートアプリ「Taskuma (たすくま)」です。
タスクシュートとの出会い
他にもタスクシュートを行えるツールとして、ブラウザから使えるクラウド形式の「Taskchute Cloud」や、エクセル上で動く「Taskchute2」などの選択肢もありました。
私がTaskumaを選択したのは、「可愛かったから」というのもありますが、主にタスクシュートを知るキッカケとなってくれた電子書籍、
を、読んだためでした。
この本はTwitterで誰かからRTされてきたツイートで偶然知ったのです。
本の内容は対談形式で、タスクシュート術について書かれたもので、とても面白いです。
仕事の締め切りに遅れたことがないという佐々木さんが、その方法について語る……というもので、まるで狐につままれたみたいな気持ちになる不思議な方法だったのです。
絶対やるべきことは誰しも知っているのだから、実際やったことを記録するだけでいいというのです。
「…………( ゚д゚)?」
それがタスクシュートでした。
対談の聞き手役である五藤隆介さんは、私にとってはEvernoteとApple Watchと「理系の料理」の人として有名な方でした。
私は以前からごりゅごさんのフォロワーです。それでこの本にも興味が湧いたのですが。
でもこの本で私にとって印象深かったのは、初めて触れる佐々木正悟さんの考え方のほうで、対談での受け答えの面白さやお人柄に俄然、興味が。
面白そうな人が提唱している、なんだか面白そうなことなので、「自分も試しにちょっとやってみるか」という気持ちになったのです。
やり終えた作業を細かく記録するだけで段取りよくなるなんて、そんな簡単なことがあるでしょうか?
でもレコーディング・ダイエットも効果があるって言いますし、記録することって大事なんでしょうね……?
そして1週間やってみた
ホンマカイナと思いながら、とりあえず「Taskuma(たすくま)」ちゃんを買い、マイiPhoneにインストールして使ってみました。
多機能でさっぱりわからねぇ!!
と思いつつも、▲印を押して、やったことをただ書いときゃいいんですから、特に難しいということもありません。
しかしタスクシュートという考え方そのものが独特で、私にはなかなかピンと来ません。
Twitterでボヤきつつ頑張ってみました。
ブツブツ言っております。
尿意の話で失礼しております。
すると……?
著者さんご本人からレスポンスがあるという、今はすごい時代ですね。びっくり!?
Twitterならではの良さですね。
などという驚きの中、お話は続きます。
ご本人がおっしゃるのだから説得力があります。普通なら講演を聞きに行って、初めて聞けるようなお話です。
これもインターネットでみんなが繋がってる時代ならではの出来事なのでしょうね。すごいな〜。
アプリ開発者さんや、本の著者さんや、ウェブ小説の作者さんご本人との出会いが、ユーザーのモチベーションを上げてくれるっていうのは現代的で、私にはいつもいい経験です。
これもご縁なので、タスクシュート、自分に合うか合わないかは未知数ですが、試す価値は大いにありだろうと思って、ただいま実践編です。
とりあえず、たすくまで記録を取るのはすごく面白いです。
(次回につづく)(たぶん)
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