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重複がんの疑いと診断されて

昨年の9月に前立腺がんが見つかってから、
半年が経ちました。

前立腺がんの発見当時、PSA55.8、グリソンスコア4+3=7、T3cN1M1、リンパと肺に転移がありステージ4と診断されました。

その後、ホルモン療法を行なったところ、
PSAは2.29まで下がりましたが、肺のがんは
縮小せず、かえって大きくなっていました。

その事から肺のがんは前立腺がんの転移ではなく、原発性の肺がんであろうという見立てとなり、3月3日のひなまつりは、急遽、呼吸器科の診断を受けることになったのです。

この肺がんは気管から離れた所にあり、内視鏡が届かず生検を取ることができませんでした。これにより、がんを発見する専門のCT、PET-CTを撮ることになり、今はその結果待ちです。

僕も様々がんのことを調べてきましたが、なかなか同じ進行具合の方の記録がなく、自分の身体の現状は憶測で予想するしかなかったのですが、がん罹患者の2割に満たない重複がんについては、さらに情報が少なく、重複の組合せも多数あるので、もう調べる事を諦めました。

そんな中、ユウキさんのブログで最近発表された10年後生存率を目にしました。

前立腺がんの10年後生存率をステージ別に見ると、
ステージ1は90.6%、
ステージ2は94.4%、
ステージ3は87.2%、
ステージ4は36.9%
相変わらずステージ4については、芳しくない数字でした。

これだけでも、今をどう生きようかと思い悩んでしまうのですが、ここに肺がんがプラスされたら、何をどう考えたらいいのか、もうわけがわかりません。

実際、原発性肺がんの疑いがあるといわれた時は、絶望の淵に立たされ、平静を装っているのが精一杯の状態で、病院の帰りに川に飛び込んでしまおうかと思ったほどです。

ただ、かかりつけ医の話では、前立腺がんの肺への遠隔転移はなかったことになり、原発性の肺がんも初期の段階であれば取り除けば済むことで、半年前より事態は好転することになると言っていました。

がんの治療で関わっているドクターは余計なことを全く話さないので、心配になることも言わないかわりに安心することも言いません。

かかりつけ医の方が元気付けてくれる言葉を話してくれるので、信ぴょう性がどうあれ、平常心を保つにはとても助かっています。

Youtubeの「がん情報チャンネル」は情報としてよく観ていますが、ある回で「余命は聞かない方がいい」という回がありました。

やはり死を強く意識するがんのことですから、担当医の言葉はとてつもない影響力があるのだと思います。

僕も心配で心配で、「あとどれくらい生きられるのだろう」と1日に何万回も思い浮かべますが、絶対に答えはでません。ただ、自分にとって元気を無くし活気のない時間を増やすだけだと言うことだけはわかっています。

知りたいという気持ちはわかりますが、そんな気持ちを持つのはもう辞めにしたいところです。

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