見出し画像

#30.ごはんの冷凍保存は、さらしが快適

プラスチックフリーに向けご飯の冷凍保存を、晒(さらし)に切り替えました。

これまで我が家では米は3合まとめて炊いて、ジップロックのスクリューロックに一膳ずつ入れ冷凍保存していました。
夫も私も職場に弁当持参のため、スクリューロックのまま解凍、その上におかずを乗せて丼形式の弁当箱としても大活躍していました。おかげで常時コンテナの在庫は10個以上。
レンジで温めると、ご飯の入っていた内側が溶けてざらついたりしていましたが、特に気にせず使っていました。
毎日ヘビロテして劣化も激しく、半年に一度くらいを目安に総入れ替え。
オーケーストアで安く買えるので家計的にも全然問題ありませんでした。

しかしゼロウェイスト、脱プラスチックフリーを掲げる今、最も改善したいのがご飯の冷凍保存方法。使い捨てではないにしろ、確実にゴミになる容器を買うことはもうできない。
そして加熱により変質した容器に入ったご飯、もう食べる気がしません。

私の使い方が荒いのか、しょっちゅう壊れるのです。折しもこちらもゴミになってしまいました。

ラップが晒の代用として生まれたのは知っていたので、晒での冷凍保存にチャレンジ。

晒そのものを家にある何かで代用できないかと考えましたが、適当な新品の布がありませんでした。

晒はどうも、昨今のマスク需要で価格が高騰している様子。
正攻法で購入しようとすると案外値が張ったので、「晒」ではなく「腹帯」で検索してみました。長男の出産時に、戌の日のお参りで長ーい晒を頂いたのを思い出したのです(その時には断捨離でさっさと処分しました)
運よくフリマアプリで5メートルを送料込300円程度で購入。

適当な大きさにカットします。
うちでは洗濯乾燥にかけて縮むので、もう少し大きめでもよかった。

早速炊いたご飯を、濡らした晒に乗せてみました。

思わず便利だったのは、しゃもじについたご飯を、そのまま濡れた晒で拭えること。(私これまではしゃもじをかじっていました)

適当に畳んで冷凍庫にしまいます。(これは出した後)

本当は乾燥防止のため、晒で包んだご飯をさらにジッパーバッグに入れるといいようです。とりあえず素のままではどうなるかと蓋なしの琺瑯容器に入れて一晩試してみました。
さすがに取り出すときは、晒同士がくっついていましたが、数分常温に置くとするっと取れました。

ジッパーバッグに入れていなかったし、何となく乾燥している気がして、ぱっぱっと水で湿らせてから茶碗に乗せてレンチン。

開けると、ぱさぱさ感もなくいつものご飯。
水をジャーっとかけた方は、やりすぎで出来上がりがびちゃびちゃでした。

使い終わった晒にも、べったりご飯がくっつくことはなくこの程度。
これなら濯ぐのも簡単です。

軽く濯いで台所そばの窓際に干しておき、夜、洗濯機に入れます。

炊き込みご飯でも試してみました。

こちらもへばりつきなし。晒が汚れるかと思いきや、さっと濯ぐだけで色も落ちました。

これはかなり便利です。
スクリューロックの時は丸型で、容器半分ほどしかご飯を入れなかったため、冷凍庫の場所ふさぎで困っていました。晒なら、好きな形にまとめて、省スペースで保存可能。
平たく冷凍すると、スクリューロックの時のように、一部熱くて一部まだ凍っているといった熱通りの不満もありません。

また、保存容器自体もヘビロテのため台所のかなり良い位置を占領していましたが、晒なら畳んで省スペース。あると便利なもので、酢の物にするきゅうりを絞ったり、水切りヨーグルトを濾すのに使ったり、レタスの水気を拭いたり…小松菜のお浸しも、これまで手で適当にぎゅっと絞っていましたが、晒でしっかり水を切るとこんなに美味しいとは。
晒の使い道も色々ありそうです。

あとは、レンジにかけられて軽いお弁当箱を検討中です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?