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自作リップクリーム。スキンケアから靴クリームまで多用途に使えます

寒くなり、いよいよ一年越しのリップクリームを使い切りました。
コロナ自粛と乳児がいるため、ほとんど外出せず、リップクリームも全然減らない一年でした。
もう二度と市販のスキンケア用品は買いたくないので、思い切って蜜蝋とソイワックスを購入。(こちらもフリマアプリにて使い残しを選びました)
他はすべて家にあるものを使用しました。

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使い切りたいと思っていたものを集めました。
今回は市販品より緩めに作って、ハンドクリームとしても使いやすいものにするのが目標です。

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まずリップクリームの中身を竹串を使ってボウルに移します。
(初めてこんなことしましたが、たくさん残っててびっくり!これまで、ずいぶん勿体ないことをしていました)

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左がソイワックス、右が蜜蝋。
今回は使用感を比較するべく、どちらも作ります。
オイル5:ワックス1を目安に目分量で混ぜます。

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電子レンジ500ワット1分後。ソイワックス(左)は完全に溶けていますが、蜜蝋(右)はまだ。

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熱々のをしばらく混ぜると溶けてきました。
アロマオイルを10~15滴くらい入れてひたすら混ぜます。けっこう地道な作業です。

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まだつぶつぶが残っているような気がしますが、蜜蝋の方をリップクリームの空きケースにスプーンで入れます。
(めちゃくちゃこぼれました)

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蜜蝋(右)は、冷えてきたらつぶつぶが目立ってきました。

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完全に冷えて、つぶつぶ復活。

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どうにかこれで済まないかと、手に塗ってみたらこんな感じ。
つぶつぶが残って、使用感が悪くクリームとは言えない。

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蜜蝋(右)を、もう一度レンジにかけることにします。
ついでにこの間ずっと固まる気配のないソイワックス(左)、ワックスが足りなかったのかも、とさらに追加して両方レンチン。

ここまでの配合は
ソイワックス1:オイル1
蜜蝋変わらず1:オイル5 くらいになっています。

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今度は完全に溶けきるまでレンチン。
加熱するたびに蜜蝋のあまい匂いがします。一方ソイワックスは無臭です。

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固まった後がこちら。
ソイワックスの方は常温30分ほど経っても一向に固まる気配がなかったので、冷蔵庫に入れてしまいました。そうしたら15分ほどで写真の状態。


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蜜蝋リップクリームも、多少つぶつぶ感はありますが、ちゃんと固まっています。
唇に塗った感じは、柔らかめで伸びがいい。
これならハンドクリームとしてもばっちり使えます。

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体温ですぐに溶けるので簡単にすくえます。
夏場はもう少しオイルを減らさないと常温で溶けるかも。

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二つの容器を合わせて冷蔵庫に保管。
リップがなくなったら、レンジで溶かしていつでもケースに補充できます。
蜜蝋とソイワックス、配合も適当なので完全な比較はできませんが、わたしが使ったところでは匂い以外に違いはありません。
どちらも伸びが良くて、使いやすいクリーム。
自分で作る最大の利点は、ゼロウェイストで超コスパがいいことと、好きな保存容器に入れられること。

このクリーム、「リップクリーム」という思い込みを外すとものすごく多用途に使えます。

外出時はこのリップクリーム一本で、リップ、ネイルオイル、ハンドクリーム、ヘアワックス、化粧直し(メイク落とし)として。
市販リップは子どもには使えませんでしたが、これなら子どもの肌荒れにも使えます。
靴ずれに絆創膏がない時や、傷にもちょっと塗って保護できます。
手に汚れがついちゃったけど洗えない時や、子どもの乾いた鼻を拭きたい時は、ハンカチを舐めて湿す代わりに、これを塗って拭き取れば肌にも優しくきれいになります。

入れるアロマオイルによっては、バジャーの蚊よけ代わりにもなりそう。

また、家では木製家具に塗り込んだり、革磨きとして、靴クリームや革鞄の手入れにも使います。
我が家の滑りの悪いふすまや引き戸も、レールにこれを塗ればストレス半減。

多用途過ぎて、もともとあった保湿剤や革クリームなど、処分したいものが増えてしまいました。

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