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#46.天然素材のセーターをヒートテック代わりにする

まだ心の中でだけですが、ヒートテックなどの化繊を卒業しました。
毎年ヒートテック御用達、ユニクロ感謝祭にはその年中には着こなせないほど化繊を買い込んでいました。
どれほどのマイクロプラスチックが海に流れたか…

いまわたしの引き出しには着古したヒートテックが数枚。そしてシルクにはまっていた時の、シルクふぁみりぃのお高い下着も何枚かあります。


化繊とシルク、どちらも吟味して思ったのは、それぞれの良さがあり、どちらも完ぺきではないということ。

化繊はマイクロプラスチック問題があります。
そしてわたしは化繊を着ると肌が乾燥してかゆくなりやすく、妊娠中にもはちきれんばかりのお腹がかぶれました。
真冬のフリースパジャマや化繊下着は最強に暖かいけれど、体温調節がうまくいかず、寝苦しいことも多い。

一方シルクはあたたかく気持ちいいのですが、洗濯での劣化が激しい。
ほんとうにごめんとあやまりながら乾燥までかけるわたしの扱いでは、長持ちさせるのが難しく、タイツが2倍に伸びたり、伸縮性がなくなったブラトップがかぶりづらくなったりして、ワンシーズンでかなり劣化。
高価でなかなか買い替えできませんでした。


モンベルもいいな、

プリスティンもよさそう、と目移りしてきましたが、価格も高く手洗いできないわたしにはサスティナブルではない…

そしてこの難問に、今期はゼロウェイストという更なる課題が降りかかっています。新品は買いたくないけれど、下着はいいことにしようかと弱気になりかけましたが、答えはリサイクルショップにありました。


最低価格160円コーナーに打ち捨てられたセーターたち。
とても状態のいい、カシミヤ100%の半袖ニットを見つけ、これを下着代わりにすればいいのでは?と。
悔しいことにわたしは赤ちゃんを抱っこしていたため、試着できずに買えなかったのですが、半袖ニットは着こなしづらいからか、状態が良くてもよく安売りされています。
もしそこそこ薄手で体に沿うものが見つかれば、ヒートテック代わりの下着に最適。

その後は、家にあった着古したウールセーターを下着代わりにしてみました。(ちょっと大きめだったので、洗濯乾燥にかけて縮めました)
もう外に一枚で着ていくのには、みすぼらしい見てくれのセーターが、必要だった冬下着に早変わり。表裏をひっくり返して着ると、タグや縫い目が気になりません。

着ぶくれして外出にはちょっと気を遣うので、近々カンドハンドで薄めのカシミヤやウールのセーターを買い求めようと思います。
カシミヤの防寒下着なんて普段だったらとても高価で買えませんが、セカンドハンドでだったら数百円。万一洗濯に失敗しても思い切って縮めれば、子どもの高級スリーパーになります。


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ちなみにこれは、セカンドハンドで購入したウール100%のセーター。
肉厚で定価1万円以上と思われるブランド、製造元はワールドです。新品のように見えるこれが、まだ冬本番前なのに、最低価格の160円…
掘り出し物ですが、なんだか怒りがわいてきます。
状態も質もいい服がこんなに安く手に入るほど衣類であふれているのに、貴重な資源を使い込んで大量に生産してる場合じゃない。しかし、安いからとそれらを消費して、大量生産使い捨てに票を投じ続けてきたのはわたしです。

わたしはゼロウェイストを知る前、単に安いからという理由で古着を購入することがありました。そして着ている服がだれかのお下がりであることは自分でも忘れて、さも服を新調したかのようにふるまってきました。
でもこれからは、積極的に言おうと思います。「いいでしょこれ、セカンドハンドで160円だったの」って。

わたしはおそらく今後、洋服を買いにデパートに行くことはありません。
何を選ぶかは自由。でもできるだけたくさんの人がセカンドハンドという選択肢を手に入れるといいなと思います。

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