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時間も掃除も最小限で、気軽にセルフカット

いよいよ、本気でセルフカットに挑戦する時がやってきました。
美容院に行きたくない気持ちと、髪が伸びる鬱陶しさが最高潮の真冬。
これまで数回、自分で髪を切った事はありますが、失敗してもこの後すぐ美容院に行けばいいやと思いながら、思いつきで決行していました。
その後の美容院では、ここに来るまで我慢できなくて自分で切っちゃいました〜と言い訳しつつ、とても気恥ずかしい思いをしていました。
今思えば、出来不出来に関わらず、なんで自分の髪を自分で切るのに恥ずかしい思いをしなきゃいけないのか。

もともと美容院はあまり好きではありません。髪質や手入れについて自分でも嫌と言うほどわかっていることを改めてとやかく言われるし、髪を切った後に満足のいく仕上がりになったこともありません。
もちろんこちらでよろしいですかと最後に聞かれ、よろしくないですと言えた試しもありません。
私の扱いづらい髪に問題があるのは間違いないのですが、とにかく払った金額分の満足感が得られていないなと。

石鹸シャンプーに切り替えてから、市販のシャンプーやコンディショナーを使うことに抵抗があるのも1つの理由です。
香料入りのシャンプーを使うと、その後どんなに石鹸シャンプーしても、1週間以上ずっと、匂いが消えません。

コロナ下で、セルフカットも流行っていると聞く。
今本腰を入れてセルフカットの方法を習得すれば、一生物の技術。
一生美容院に行かなくて済むとしたら時間もコストも大幅に節約できる。
今すぐ髪切りたいと思った時に、なかなか美容院の予約が取れないイライラからも解放されます。
とくに最近は、時間をやりくりして美容院に到着するだけで精いっぱいで、いざ鏡の前に座ってやっと一息ついた瞬間、オーダーする髪型を全く考えていなかったと呆然とすることがありました。

さてどうせやるならそこそこの仕上がりにして、これならずっと自分で髪を切ってもいいと思えるようなやり方を習得したい。
今の私は胸より少し上くらいのロングヘアーです。鎖骨位の長さがベストなのですが1年近く放置して伸びるがままにしていました。
その間も前髪は自分で切っており、美容師さんにも前髪切るの上手いですねと言われるなど、前髪についてはなかなか自然にカットできていると自負しています。
(コツは、左右の黒目の内側にある前髪だけ、縦にハサミを入れて切るだけ。ハサミ先1センチくらいだけ使って、軽くしたい時は、表面の髪はよけておいて内側だけ漉く)

ウェブで調べて、セルフカットに踏みきる勇気をもらった動画はこちら。
ロングヘアをおでこの真ん中で1つにまとめちょうどいいところで真横にハサミを入れ、それをなじませると、髪を下ろした時に両サイドが自然に斜めになると言うセルフカットの技が紹介されています。
ライフハックは日本よりも海外のサイトの方が、いい意味で想定外なものが多いです。

用意したのは、
・キッチンバサミ(我が家で一番切れ味がいいから)
・子どものカットに使っているすきバサミ
・新聞紙
・拾った髪ゴムいくつか、です。
(以前も書きましたが髪ゴムってほんとーによく道端に落ちていて、もう30本ほど拾っています。洗えば大丈夫なのでみんなぜひリユースしてほしい)

お風呂場には鏡が付いていないため洗面所で決行することにしました。
洗面ボウルには、髪の毛がすぐ捨てられるように新聞紙を広げておきました。

まず先の動画の通り髪の毛おでこに1つにまとめて、髪ゴムで縛りまっすぐ下におろします。私は1年前の縮毛矯正がまだ効いていたので比較的上がまっすぐですが、癖毛は最初にストレートアイロンで伸ばしておく必要がありそう。

さらにその髪を3つに分けてカットしたい長さのやや上で結びます。そしてゴムのすぐ下を真横にカット。その後ゴムを外してハサミを縦に入れ、自然になるように好きます。
おでこのゴムを外して髪をもとに戻してみると不思議とサイドが斜めに揃っています。
ただ私の場合このやり方だと顔周りのサイドしか切れておらず、後ろの髪はほとんど切れていませんでした。
もっと短くするか、後ろは後ろで別に切る必要があります。
そこでここからは自己流、後ろの髪を左右半分に分け、前に持ってきて、左右の長さが同じになるように、また髪ゴムで結びました。
そしてゴムのすぐ下をカットし、先ほどと同じように縦にハサミを入れてなじませました。

これだけでは毛先重めの末広がりなので、すきバサミで漉きます。
美容院では担当によって、この多毛をなんとかしようと思いきり中の髪を漉かれたりしますが、自分でやる分には好きな量にできるので、ここもメリットです。
私は適当にハサミを入れても目立たないよう、ハーフアップの要領で表面の毛は結んでおいて、中の髪だけを少しずつ切りました。
漉きばさみも、横に入れるとバッサリ切り口が目立つので、縦に入れます。うっかり地肌の近くから切ると素人感が目立つので注意。

こんな自己流のやり方で仕上がりはいかがかと心配になりましたが、髪を後ろに戻すと、背中真ん中に向かってなだらかな傾斜がついており、意外に違和感はありません。
美容院で最後に、こちらでいかがですがと言われそうな雰囲気にはなりました。

今回分かった事は、セルフカットの時は髪をゴムで結んでから切ると、失敗が少ないと言うこと。
はじめに髪ゴムでカット位置をゆっくり決められるので、左右を揃えようと切りすぎる事がありません。
また、切った髪が散らばらず、片付けも楽!セルフカットはここが重要。
片付けが面倒だと、1000円カットの方がよほどコスパがいいという話になります。

初めての本格的なセルフカットだったので、切りすぎるのが怖くて、思い通りの長さになるまで上記のやり方を4回ほど繰り返しました。
髪の長さや、髪質によって合うやり方は様々だと思いますが、私の場合は髪が多い割になかなかうまくいったと思います。
慣れれば10分くらいでカットできそう。
特に普段、ハーフアップしていることもあり、またヘアアイロンで軽く巻いたりすることもあって、粗はほとんど目立ちません。

職場の人からも自分で切った?と指摘される事もなく、そもそも人の髪型など誰も注視していないこともあり。
一人だけ、職場でセルフカットを告白した相手から、一週間後くらいにしみじみ「いやほんと上手にできてるね」と言われたので、今後はセルフカット1択で生きていこうと思います。

おそらくセルフカットには向いている髪型があります。その代表が、髪を前に持ってきて鏡を見ながら切れるセミロング。ショートカットなどは難易度上がりそうです。
セルフカット可能な髪型で、生きていく決意が大事かも。

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