「ドッペルゲンガー」の正体に気付きました。
そうか、だから対消滅するのか。
突然ですが、「あなたの好きな映画は?」と質問されて思い出す映画にはどんなタイトルがありますでしょうか?
私はそこまで多く映画を見てきた訳じゃありませんが、この質問をされたら真っ先に思い出す映画があります。
不朽の名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。
この映画は本当に何度見ても面白い映画だと思います。
というか、歳を重ねてから見直す度に改めて発見する事が非常に多い!!
……と、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の話でも盛り上がりたい所なんですが、今回は「タイムトラベラー」と「ドッペルゲンガー」の関係について気付いた事があるので、こちらを主題にしたいと思います。
あなたは「タイムトラベラー」や「ドッペルゲンガー」という言葉を聞いた事があるでしょうか?
それはまさに、マーティ・マクフライ。
「タイムトラベラー」とは、読んで字の如くですが「タイム(時代)」を「トラベル(旅行)」する人のこと。
一方で「ドッペルゲンガー」とは、「ドッペル」(二重・分身)と「ゲンガー」(歩く者)というドイツ語が合わさって出来た言葉のようです。
(医学的には「自分がもうひとりいる」と勘違いしてしまう幻覚が正体とも言われているようですが、ここでは都市伝説の「ドッペルゲンガー」の話をしたいと思います)
「ドッペルゲンガー」について、もう少し説明します。
この「ドッペルゲンガー」という都市伝説は、ざっくり言うと「世の中にもう一人の自分が存在する」といった内容の伝説です。
Wikipediaによると「ドッペルゲンガー」の特徴には下記のような点があるとされています。
また、この都市伝説の最も怖い特徴として「自分がもう一人の自分に会うと死んでしまう」という要素もあります。
では、これらの要素を踏まえた上で次に進みましょう。
もう大分前の話になりますが、こういった要素について考えていた時に「あれ?」と脳内を過ぎったキーワードがありました。
そう、それこそが「タイムトラベラー」というキーワードです。
ここから先は是非、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」的な物語に思いを馳せながら読み進めてみて下さい!!
「タイムトラベラー」は時代を遡行できますが、「過去の自分」には絶対に見つかっていけません。なぜなら過去の自分は「タイムトラベルしてきた自分」に会っていないのですから。
……というのは、タイムトラベル物の作品では良くある注意喚起です。
万が一「タイムトラベラー」が「過去の自分」に出会ってしまうと、時間の矛盾が起こるとされています。
「過去の自分の視点」では「過去に戻ってきた自分」に会っていなかったのに、過去に戻ってきた自分が会ってしまったという矛盾。
時間の矛盾が起こるとどんな現象が引き起こされるかは諸説ありますが、その中に「矛盾の原因になった人は消えてしまう」という説があります。
おや……「もう一人の自分」と「出会ったら死んでしまう」……?
時間旅行者、時間の矛盾…………!
そうです……お気づきでしょうか……!?
「ドッペルゲンガー」の正体は「未来から戻ってきたあなた自身」だったのです!!
「出会ったら死んでしまう」(≒消えてしまう)とは「未来から来たあなた自身」がヘマをして自分に会ってしまった結果、時間の矛盾が引き起こされて対消滅してしまったという事を示唆していたのです。
そう考えると「ドッペルゲンガー」の主な特徴も合点がいくものがかなり多い気がしてきます……!!
ここで再度「ドッペルゲンガー」の特徴を確認してみましょう!
第一の「ドッペルゲンガーの人物は周囲の人間と会話をしない。」という点について。
これは時間旅行者なら、たとえ「自分」じゃなくともなるべく過去の人に干渉してはいけないので会話しないのも当然のことだと思います。
第二の「本人に関係のある場所に出現する。」についてですが、これはドッペルゲンガーの正体が「未来から来た自分」だからに他なりません。
もしも過去に戻れたら「昔の自分の様子」を見たくなるのは普通の事だと思いますし、自分なら「過去の自分」が住んでいる場所も分かりますよね。
第三の「ドアの開け閉め出来る。」についても、ドッペルゲンガーの正体は人間なのですからドアの開け閉めぐらい出来るでしょう。
むしろ、学校の廊下等をこっそり通り過ぎたい時とかに「姿を見られたくないからドアを閉めてから横切る」なんて事もありそうです。
第四の「忽然と消える。」についてはドッペルゲンガーが元の時代に戻ったという解釈ができます。「忽然と消えた人物」の側には、こんな叫び声を上げた白髪の老人がいたに違いありません!!
Wikipediaに記載されていた最後の「ドッペルゲンガーを2回見ると見た人も死ぬ。」という要素についてだけは少し荒い解釈になってしまいますが、これも時間の矛盾の一種だと解釈できます。
もしかしたら”ドッペルゲンガーを2回見る”というのは「実際に見る」というより「通りすがりの人とかじゃなく、しっかり存在を認識してしまう」という事を示唆しているのかも。
つまり「過去の時代に存在してはいけない人物を識ってしまった」結果で引き起こされた時間の矛盾が最後の特徴の正体……!
理不尽にも思えますが、”矛盾を修正する力”の対象に「ドッペルゲンガーを認識してしまった人」も含まれているのかも知れません。
それが他人のドッペルゲンガーであっても。
ん……。おや、こんな時間に誰かが来たようだ……。
……こりゃイカン。奴らだ。
どうしてここが分かったのか……!?
逃げろ!マーティ!!
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