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戦術書には書いていない!雀荘で勝つための裏テクニック【麻雀】

先日書いた

打牌選択の間の記事がなかなか好評だった。
「間」という部分は、戦術書などには取り上げにくい。

どうしても相手依存の要素なのでファジー(あいまい)になる。
もう1つ、ゲームの本質とは少し離れた部分にあるのも取り上げられづらい要因だろう。

しかし、勝敗を分ける大きな要素であることも間違いない。
今日はそんなリアル麻雀独特の戦術書には書かれていない戦術を挙げていく。

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① 理牌

リアル麻雀で気になるのが理牌だ。
次の手牌のどこがいけないのか考えてみて欲しい。

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112mの並びが良くない。
この手牌、将来的に1mと西のシャボ待ちになる可能性が高い。
112mから2mを切ると左に残った1mが目立ってしまう。

このように、理牌で手牌構成がバレてしまうことの9割以上が端っこ絡みである。
端っこは手をじっと見ていなくても気になってしまう。

左端の112、113などと同様に右端の899、799も気を遣おう。
絶好のシャボ待ちがガラスのシャボ待ちになってしまう。

そこでいくつか防衛策を挙げておく。

防衛策①

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2mの1枚を左に置くだけ。
これで万事OK。

防衛策②

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字牌のトイツを左端に持っていく人もいる。
その字牌をトイツ落としするときにわかってしまうのが玉にキズ。

防衛策③

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一番いいのはアンコの牌を左端に持っていくことだ。
アンコから切り出すことは少ないし、仮にわかっても狙われにくい。

② 隠さない

とはいっても忘れてしまう場合もある。

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上の牌図は、8pと9pを立て続けにポンして1mと2mの位置を直せなかった手牌。
すぐに2mが出たとしよう。当然ポンする。

そこで、1mがバレてしまうのが嫌で、左手で手牌を隠しながらポンするプレイヤーがいる。(Mリーガーにもいる)

これは良くない。
「怪しい」から、隠そうとしたことで「確信」に変わってしまう。
逆効果だ。

3フーロなんて何でもある。
22中中11
と並べておくのがベターだが、並べておく暇がなかったのなら仕方ない。
その時は堂々と晒そう。

また不正防止の観点から、フーロの際に両手を使うこと自体があまりよろしくない。

理牌読みを防ぐにはバラバラにする必要はない。
たまにちょっと変えておくだけで
「あいつはあまり読まないほうがいい」
と思ってくれる。

全く変えないのは1人だけ鷲巣麻雀をやっているようなものだ。

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・端っこに気を遣う
・副露する予定のときに気を遣う
・忘れても左手で隠さない

相手を騙すつもり、ではなく、あくまでも防衛のために理牌に気を遣おう。

③ ドリンクを飲むタイミング

厳密に言うと、ドリンクを飲むタイミングはリーチ後一択になる。

飲み物を喉に入れているその瞬間、人間は物理的に鳴くことができない。
(あたり一面にメロンソーダをぶちまける覚悟があれば可能ではある。)

だから無意識か意識的かはおいといて、人がドリンクを飲む時は鳴く予定がないときになる。

雀ゴロはそれを見逃さない。

特に東場の東家、南場の南家でドリンクを飲むことは局収支が50~100点マイナスになるという統計結果が出ている。(ぜろーにんの統計で学ぶ麻雀より)

ダブ東・ダブ南を無警戒に切られてしまうからだ。

ただ注意してほしいのは、なかには鳴きたいからこそわざとドリンクを飲もうとする「フェイクドリンカー」が存在することだ。

魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)する雀荘にはいろんな人がいる。
自分は防衛するためにドリンクを飲むタイミングに気を遣えど、相手のことは過度に信用しないことだ。

また、ドリンクに限らず、常に河から視線を切らないこと。

雀ゴロたちは見ている。
例えば役牌が切られた瞬間に手牌に目を落とすと、他に鳴きたい役牌トイツがあるんだな…と悟られてしまう。
例えばツモる度にキョロキョロ場を見渡すと、いい単騎待ちを探しているんだなとわかってしまう。

信じられないかもしれないが、雀ゴロからすると自然とわかってしまうものだ。

④ 祝儀と点棒の集め方

祝儀のあるルールの場合、ツモ和了りすると3者から点棒と祝儀が飛んでくる。
これを毎回しっかり確認するのは大変だ。

「払った払わない」のトラブルになることは日常茶飯事で、損するだけでなく後味が悪くなる。
この問題を解決するために、もらった点棒とチップは3人分揃うまでは卓上に出しておく、を徹底するといい。

誰の何が足りないかが一目瞭然となるのだ。
またお釣りも卓上の点棒と祝儀でやりとりするべきである。

たまに毎回お釣りを点箱から出す人がいるが、なるべく卓上の点棒でやりとりするのが暗黙の了解となっている。理由は簡単で、単純にそちらのほうが早いからだ。

⑤ イライラしない

雀荘にはイライラする要素が満載である。

4回に1回もアガれないし、テンパイすらしない。
ゲーム代を払ってベタオリしにきているようなものだ。
すると、相手のマナーや所作の細かい部分にどうしても目がいってしまう。
イライライライラ…

こんな精神状態では勝つことはできない。

そんなときは、麻雀の中の出来事も、相手も、自然現象と思うことだ。

こないだ紹介したウメハラさんの本にも書いてあった。

雨が降って気落ちする人はいても、「何で降るんだよこのやろー!」と毎回腹を立てる人はいない。
それと同じで、一段目の18000放銃も、対面のオヤジの舌打ちも、全て自然現象と思うことだ。
その中で自分がどう打つか。

昨日紹介した八百長レーサーの本に、こんな面白いエピソードがあった。

皮肉にも仕事(八百長)をしないレースは、調子がよく、実際に成績が上がった。欲もなく、肩の力が抜け、純粋に勝負に入れる。つくづく勝負事はメンタルゲームだな…と。

天鳳中にイライラしたら、その要因を自然現象と思うクセをつけようではないか。

以上、雀荘で勝つための裏テクニックでした!

なるねー。

謝。

あくまでも傾向の話ですよ。

逃げろー!

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