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メンゼン派になりつつある件【麻雀】★★

メンゼン派・鳴き派

麻雀は運動と同じで、数日離れるだけで感覚が鈍る、と思っている。
よって、仕事の合間をついて1日1回以上は打つようにしている。

成績は良くも悪くもなく、ずっと八段2000pt付近のまま。

そんな中、少しメンゼン派になっているな…と感じることが増えた。

そもそも「メンゼン派」「鳴き派」と分ける必要があるのか。
他人から見たら良く鳴く打ち手でも、本人からしたら得だと思って選択しているだけで、決して「鳴き派」に属しているわけではない、という意見もある。

私はわざわざ分ける必要はないと思うものの、どっちか寄りである認識をもっておく必要はあると思っている。

こんな単純な手牌でも意見は割れる

例えば

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親番の5巡目で出た白を鳴くか。
鳴き派は鳴いて良形確定のイーシャンテンでテンパイするまで安全牌候補の西も持てるし、鳴きに決まってるでしょ…となる。
メンゼン派は親番だからこそリーヅモドラ裏の決定打を狙うべきでしょ…となる。

こんな単純な手牌でも、確固たる正解は存在しない、と私は思っている。
理由としては、まず①ルールやシステム、その半荘の目標によって変わるということ。これは当たり前やね。

次に、②本人の「押し引き判断能力」や「安牌検索性能」「安牌がないときによりマシな牌を選ぶ能力」によっても正解は変わってくる。
さきほどの手牌は鳴いて先制されても、押し寄りになるのであまり考えることはないが、もう少し悪い手牌だったら今挙げた3つの能力が大事になってくる。
ようはここらへんのシビアな判断が苦手な人はメンゼン派、得意な人は鳴き派になった方が得なのではないか。

あと、その局だけではなくて、半荘全体にも関わってくるよね。
細かい状況が得意な人もいれば、縦長の展開の方がやりやすいっていう人もいる。
後述するが、本人の気質・性格にも関わってくる部分である。

もう1つ、③相手依存の部分もある、ということ。
例えば自分が仕掛けた時にどれくらい上家が絞ってくるか…は、仕掛け判断に大きく関わってくる。
さきほどの手牌はリャンメン×リャンメンなので、上家の絞りの影響は小さいが、この手牌がもう少し悪いと、上家の絞りによって鳴いた時の速度上昇度が低くなり、速度上昇度が低いのであれば、スルーして打点を狙ったほうが得になるのだ。

上家の絞りだけではなく、3者の仕掛けた際の読みの精度や、押し返し能力にもよって変わってくる。
鳴きたい牌やアガリ牌が読まれるのであればスルー寄りになる。
極端な話、相手の手組が悪ければ悪いほど、手を作る巡目的余裕が生まれるのでスルー寄りになる。

なお、さきほどの手牌でTwitterでアンケをとったら…

1999名の方に答えていただき、かなり割れた結果になり、興味深い。

どちらの選択にも強者はいると思う。
しかし、こんな単純は牌姿でも分かれるのだ。

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