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【完全版!】ヘッドの数で決まる牌効率の基本【麻雀】★~★★

バックナンバー

6月の記事をまとめた「ゼロマガ6月号」(700円)が、意外と売れている。



7/24時点で、50人以上の方にお買い上げ頂いているのだ。

このバックナンバーは、福地さんのマネをしただけで、正直あんまり期待していなかった。
でも自分の記事…特に戦術記事は、旬というものがあまりなくて、いつ読んでも使える内容だと思っている。

だから、例えば3ヶ月後である10月にMリーグの影響で麻雀を覚えた人がいたとして、そのときに麻雀を学ぶサイトがないかと探したときに、ゼロマガのバックナンバーに興味を持ってくれるようなことがあるのかもしれない。

そう考えると麻雀が世の中に浸透していくにつれ、恒久的に買い手は現れ続けるはずだ。そのために、バックナンバーを整理しておく必要がある。

あの作業って、こないだやってみたけど、結構大変。
30記事以上もあるとなおさらだ。
でも今後のためにも、毎月コツコツと作っていこうと思う。

3ヶ月ごとに戦術パック(1500円)コラムパック(1000円)も作る予定。
(値段は適当)

とはいえ、これが3年経つと、量が1000記事以上になるんだけど、どうなるんだろう。
役に立つ厳選記事パックとか、鳴き読みパック、トイトイパックとか作るかなw

というわけで、本日も、何年にも渡って読まれる記事を書いていけたら…と気合が入り、文字数も問題数もかなり多め、濃密になってしまった。

今回はヘッド(雀頭)の数で意識することを、牌図を使って解説していくわけだが、麻雀はヘッドの数でガラリと切る牌が変わってくる。

逆に言うとこの記事をベースに考えると、打ち出すべき牌がみつかるのではないか。

よく「2ヘッド最強!とか3ヘッド最弱…」とか、言われるけどもう少しわかりやすく、そして掘り下げていけたらと思っている。

早速いってみよう!

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0トイツ

いわゆるヘッドレスというやつだ。

手牌①

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何切る?



ZEROの選択 打白(発・中)

ヘッドレスでは、124など、頭の作りやすい形が強くなる。

124は

ツモ3→1234 頭&メンツが作りやすい!強い!
ツモ1→1124 頭とターツができた!嬉しい!
ツモ4→1244 同上!

こんな感じで頭が作りやすいのだ。

他にも…

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が頭の作りやすい形と言える。

難しく考えなくていい。
牌が連携している(つながっている)部分=頭が作りやすい
と覚え、ヘッドレスのときはそういう部分に手をかけないようにしよう。

では次の手牌はどうか?

手牌②

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中は暗刻で使いたいので、ヘッドレスと言える。
さて、何を切る?





ZEROの選択 打2m

124や134、一個ずらした245という形は、頭の作りやすい形だ。
ヘッドレスのときには重宝する。

しかし、価値が高まるのには、実は条件がある

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5ブロック以上あるときは、その限りではないのだ!

手牌②をしっかり見てみればわかる。
245という形は、ツモ3やツモ5で強い形になるんだったね。
(ツモ2はツモ西と等価なのでメリットにはならない)

では、西を切ったときのツモ3mツモ5mのときの形を見てみよう。

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いよっしゃあ!245と残した甲斐があったぜぇ!
…とはならないよね。

上も下も、結局2mが出ていくことになる。
つまり2mは全く機能していない、ということが言える。

よく124や134は頭の無いときに強い形!とは言うけど「ただしイケメンに限る」と同様で、「ただし4ブロック以下に限る」という条件がつくことをセットで覚えておこう。


そういえば、ヘッドレスと言えば、最近記事にしたね。

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この手牌で上家から7sが打たれたとしよう。
カンチャンはチー、の法則に従って鉄チー!と言いたいところだが、これはスルー奨励。
なぜならヘッドレスだからだ。

ヘッドレスにネックなし

上の手牌は、アタマがない。
アタマがない時は68sという部分はネックにならない。

なぜならツモ7sだけじゃなく、ツモ68sもアタマのできる貴重な有効牌といえるからだ。ドラ重なりは嬉しいし、他にツモ5sもめっちゃ嬉しいよね。
逆に仕掛けるとアタマを作る受け入れが減ってしまうとも言える。
麻雀アタマが大事で、ほしいときになかなか頭ができないのだ。
そして、仕掛けて手牌が中張牌ばかりになるのもマイナス。

バック(後付け)を覚えて初級者を脱出しよう!【麻雀】★~★★
より。

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こういうふうに、ドラが3枚あるならチーする。
速度自体は少しアップするからだ。
いやーそれでもドラを使い切るために、何切るか難しい。打3mだけど。
結局カンチャン3つ残って微妙だね。

ドラ1枚程度だと、その少しの速度アップに守備力&打点低下が見合わない。
ドラ2枚は難しいね。それこそ雀風みたいなものが表れる。
私はスルーするよ。特に序盤はね。

ドラ2枚の内訳にもよるか。
4mならスルーで、赤赤ならチーしても自然に使い切れそうだから鳴いても良さそう。

私の実戦譜。

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この発を鳴くか。




ZEROの選択 スルー

こういう役牌を鳴くかどうかの判断にも、ヘッドの数は大きく関わってくる。
鳴き手はヘッドが多ければ多いほど、鳴きやすい。
なぜかというと、ヘッドが多いほど…

メンゼンで仕上がりにくい&鳴いていくとポンしやすい

ということが言えるからだ。

先ほどの手牌。

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これは速度上というよりかは、リーヅモドラ・裏などの高打点のルートを残した感じだね。

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ハネマンになるとは思わなかったけどw

同じクソ手でも、頭があるかどうかで鳴き判断は大きく変わってくる。

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上はポンして捌こうかなって思うけど、下はヘッドがないから鳴きづらい。
鳴くと、ますますヘッドができづらくなるからである。

最後に復習問題。

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ドラの6sと南は安全牌として切らないとしたら、何を切る?




ZEROの選択

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打1p!
通常、134556の1pは切るなと教わるが、ヘッドレスの場合は話が変わってくる。
他に頭を作りやすい部分がないので、8pの方が大事になってくるのだ。
245mの2mも同じ。

次の手牌をみればわかりやすいのではないか。

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これ、マンズを残すなら1pを切ったほうが、いい待ちになる受け入れは広いよね。特にツモ7pで3面待ちになるのが大きい。

で、その後…

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8sをツモり、5ブロックになってからようやく打8p。
5ブロックになったら245や568という部分は用無しになるんだったね。

この流れを見ての通り、麻雀の打牌選択には頭の数やブロックの数が大事なのだ。

1ヘッド

では次は1ヘッド。
次の手牌から何を切るか。

手牌③

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