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【無料】麻雀「超コスパ」上達法 金太賢【レビュー】初心者必見!

*全編無料で読めます。間違って購入しないように!

先々週に金さんからDMが来た。
「著名なZEROさんに紹介してもらいたく、本を送らせていただきたいのですが…」
元雀王&最強位様に「著名」と言われて悪い気はしない。
いや気持ちいい。その言葉を噛み締めた私は、2つ返事でOKした。
ZEROさんちょろい。


そんなわけで、明日(7/27)発売のこの本を今日は紹介する。

本というのは、初速が命だ。
これは私自身が本を出したときの経験…とマンガの「バクマン」で学んだ。

どんないい内容でも初速の反応が鈍いと、棚から降ろされてしまうし、増刷どころか次の話もこなくなってしまうという。

だからsuphxの時もそうだったけど、発売前に色んな人に配って紹介を仰ぐのは悪くない手法かもしれない。


さて、私は「著名」と言われて浮かれてしまったが、正直気が乗らなかった。

この動画でも言わせてもらったが、麻雀プロの書いた本は「麻雀学習」という点においては、正直効率が良いと言える本は少ないからだ。

これは麻雀プロが弱いわけでも、麻雀プロが悪いわけでもない。

麻雀プロは麻雀を打つプロであって、麻雀戦術を解説するプロではないからだ。
感覚的な部分の多い麻雀を言語化してわかりやすく説明する能力は「麻雀が強い」とは全く別の能力である。

その一方でアマチュアの本は、そのアマチュアの言語化能力を含めた、何かしらの能力がブログなりで認められた上で本を書いているので、潜在能力が違うのだ。

編集側も、相手がプロだと「書いてもらっている」という気持ちがあるので、内容に強く踏み込めない部分があったりするのかもしれない。
またプロは忙しいことが多く、そういった面でも内容を詰められないとも。

その一方でアマチュア…たとえば私の例を出すと、編集の金本さんはズバズバと的確なアドバイスをしてくれるし、私も私で時間は有るので、何度も何度も書き直して、共同作業でいいものを作っているという実感がある。

よりよい物を世に出すという決意の質と量が違うというか。

もちろんプロの本全部に、これが当てはまるわけではない。
いい本もたくさんある。

ただファンブックだったり内容が絞り込めていないものが多いのも事実なのである。

この本はどうか。

(金さん、申し訳ないが俺は微妙な本を「いい!」と絶賛することはできないぜ?)

そう思いながら1ページ目を開けた。

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これは、今までと何かが違う。それが第一感。
まず、内容はとても初心者向けだ。

帯に
「ルールを覚えたら絶対に次に読む本 最短で強くなります!」
と書かれているように、この本はかなりの初心者に向けた本なのだ。

雀王・最強位を獲り、名を馳せると、普通は「俺の麻雀を見ろ!」とか「高度な戦術論を展開してやるぜ!」ってなると思う。(というか私はなる。)

実際に、時の人はそういう本を書くことが多い。

そこへきて超がつくほどの初心者向けの本である。

金さんはビギナー向けの麻雀教室で講師を務めている。
その時の経験で、ルールの次に覚えるべき大切なこと…をまとめたいと思ったという。

自分が得意としていること、世の中にあってなさそうな本。
それがこの「コスパ本」と言える。

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1つずつ読み進め、ちょっとずつ、楽しんで麻雀を覚えよう…という内容だ。

パラパラとページをめくっていくと、「まずは字牌を切る」「真ん中の牌を集める」と言った超基本的なことから始まり…

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途中でこのようなチェックポイントが設けられている。
これを完ぺきにできるようになるまで、次に進んではいけない…という。

正直、私はかなりのスローペースだと感じた。
だって、上の画像の内容だけで、1ヶ月みっちりやって身につけよう、と書いてある。

ただ、もしかしたらこれをスローペースと感じるのは、上級者の意見なのかもしれないな…とも思った。

同じことを何度も繰り返してアウトプットしないと、人間って身につかないし、それを一度にいくつもの項目をこなせとなったら、初心者にとっては大変なことだろう。
これくらいのペースが適切なのかも。

正直ゼロマガは初心者に優しくないと思う。★~★★★で記事をランク分けでしているが、初心者向けの★でも、私が勝手に「これは理解しているだろう」と判断して省略している部分は多い。

1から全部説明していると、文章が膨大になるからだ。

金さんは、その中でも大切なこと…「コスパのよいこと」だけに項目を絞り、そしてそれを1つずつ丁寧に解説している。
それがとてもわかりやすい。
長年の講師経験から、どの順番でどの項目を解説すれば、一番上達するかを分かっているのだろう。

今の時代は情報過多の時代で、本だけではなく、ブログや動画など、様々な場所で麻雀戦術が紹介されている。
しかし、それだけに自分にあった媒体のチョイスが難しい。

ルールを覚えた後に、小難しい動画を見てもその人のためにならないからだ。上達には順番がある。

そんな初心者はこの本を読めば、ちょっとずつだが、確実に強くなるだろう。
ゼロマガの読者にも、記事内容が難しすぎる!という人がいるので、この本を勧めていこうと思う。


…さて、私はなぜ、この「場所」を発見してしまったのであろう。

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「これでもプロの本はダメだと言いますか?ZEROさん?」
と言いたげなドヤ顔の金プロが、裏表紙に鎮座していた。

デジャヴュー、既視感。
どこで見たことあるなと思ったら、白鳥プロの本だ!
彩図社は毎度裏表紙でイラッとさせにきてるのか?

まとめ

向いている人

・初心者、ルールを覚えて次に何を覚えていいのかわからない人

見てはならない場所

・裏表紙

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