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アルティメットピンフのみダマ【麻雀】★★

私の著書の中に「アルティメットピンフのみダマ」という戦術がある。

(キンドルアンリミにて無料で読めます)

これの最後に出てくるやつね。

「アルティメット」とは「究極の」という意味であり、そこまで派手な戦術でもないのだが…

と、コアなファンがいるほどである。

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やたら早い巡目テンパることあるよね。

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ピンフのみ。吉野家も驚くほど、早くて安い。

三色の手変わりもあるけど、手変わる前に147mは打たれてしまう。
これをダマにしたら「豆ダマ」と言われそう…と渋々リーチを打つ人がほとんどではないだろうか?

麻雀、相手よりちょっと早く相手よりちょっと高くアガるのが1番効率がいい。
そういった視点で見ると、この手牌は早すぎる。
相手が3シャンテンのときにアガるのは、決して利益を最大化しているとは言えない。

そこで、早すぎる手牌は、その速度を打点に変換できないかを考えてみよう。

この手だったら…

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ダマに構える。
直後に147mが打たれてもアガらない。

ダマに構えることにより

・ツモ1p・4sによる高め三色変化
・ツモ赤5m・赤5pによる打点アップ

という打点アップを望むことができる。
ここまでは普通だ。

ここから先がアルティメットたるゆえんになる。

・147mが打たれた後のツモ切りリーチによる一発率アップ
・147mをツモった後の高め三色フリテンリーチ

これが加わる。
さらにおもむろにツモ切りリーチを打つのも、端牌が出やすくなるのでアリだろう。
またこういった引き出しを見せておくことで、他の場面でのツモ切りリーチに何も切れなくなるという戦略的な面もある。

手変わってよし、ツモってよし、ツモらなくてもよし。
という全てのルートで打点アップが望める…それがアルティメットピンフのみダマである。

なお、アルダマは天鳳と相性が良くない。

理由①
ラス回避ルールに余計なリスクを負うことはマイナスになりがち。

もう一度先ほどの点棒状況を見てみよう。

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南1局の下が近い状況でこんな悠長なことをやっていていいのか?
という不安が心の中に残る。

その不安に押しつぶされ、数巡後にツモ切りリーチを打つのだが…

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理由②
ネット麻雀だと、ツモ切りが見えにくい。


リーチって言われた瞬間、人はまず安全牌があるかを確認するという。
(ゼロストテレス)

よーく見ていないと、気付かないんだよね。
だから147mを見逃した後でも気付いてくれなさそう。

とはいえ、リアル麻雀、特にトップ取りルールでは決め手になるアガリを生むアルティメットピンフのみダマは、覚えておいて損はない技である。

Mリーグでもたろうプロが

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アルティメット役無しダマからの…

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フリテンリーチをツモっていたのが記憶に新しい。

これは3m4mをツモっての発シャンポンも考えていたんだと思う。

・やたらはやくテンパイした
・リャンメン以上(1469待ちだとベター)
・手変わりがいくつかある

そんなときはあなたも速度を打点に変えてみてはいかがだろうか。
心にいつもアルダマを。

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