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何かを始める前に

■まだ何かを始めようとか言っちゃってるの?

運動を始める。
読書を始める。
勉強を始める。

何かしらのきっかけで新しいことを始めたいと思う機会がある。
特に年始には「今年こそダイエットを…」など、新たな目標を立てる人は多い。

甘い。あんみつに練乳をぶっかけて食べるくらい甘い。

人はそう簡単には変わらないもの。
人の意思の弱さをなめちゃいけない。
人はポンコツ。

あなたは年始に立てた目標をコツコツ達成した経験はあるだろうか?
私は一度たりとてない。(どや
だからいつからか目標なんて立てなくなった。

では何がいけないのか。
「新しく何かを始める」ことよりも大切なことがあるのだ。

それはなにか。
私の実体験とともに紹介していこう。

■何かをやめる

「新しく何かを始める」よりも大切なことは「何かをやめる」ことだ。

そりゃそうだ。
1日24時間の枠にできることは限られている。
我々はその24時間を一杯一杯活用しながら生きているのだ。

そこに新しいことを入れようとしても、入り込む余地がない。

麻雀だってそう。
1牌ツモる前には1牌捨てておく必要があるではないか。

■実体験

福地noteで紹介されたとおり、ゼロマガを終えたこの半年間、私は怠惰な生活を送っていた。

この記事は月間売上1位を獲得したらしい。
Z「こんな男の末路を描いても、誰も読んでくれませんよ」
福「わかってないね、ZEROさん。闇はみんなの大好物なんだよ…フフフ」

などと言ってたので悔しい気持ちが1割、ZEROって未だにこんなに話題になるんだという嬉しい気持ちが9割だ。

この記事に書かれていることはやや誇張されているものの、概ね事実である。

朝起きて夜寝るという生活リズムは乱れ、運動・読書・食事制限…とずっと続けてきた良い習慣は完全に失われてしまった。

恐ろしいことに、本人としては「堕ちている」という感覚は全くなく、無意識のうちに怠惰の沼にハマってしまったのだ。
福地さんと話しているときに始めて(ああ…こんなに変わったんだな)と実感した。

私の日常はこんな感じだった。

朝はベッドの上でスマホを握り、楽しみな株価チェックのあとにウマ娘のログインボーナスをゲット。そのままウマ娘や漫画、エロ動画を漁る。眠くなってきたら寝る。
お腹が空いたらUber Eatsで注文。
天鳳1半荘打ち終わる頃にはモスバーガーから商品が届いているはずだ。
食べたらまた眠くなるのでちょっと寝よう。

…こんな毎日を過ごしていたら体重も

究極Vモンキーを炸裂させてしまう。

ただの豚に戻ってしまった。

ではなぜ「無意識レベル」でこの地点まできてしまったのか。

冷静に自己分析をすると、要因として大きく3つある。
ただの言い訳でしかなく、見苦しいのでサックリと流し書きするが

・ウマ娘
・最狂店
・猫

この3つが生活に入り込んできたのが原因だと思っている。

ウマ娘
サイバーエージェントの調査目的で始めたウマ娘にハマり、課金額は100万を超えた。お金よりも1日何時間も遊んでしまうのがよくない。

最狂店
なんだかんだで通っていた。
収入源として貴重だったし、何より楽だ。
お店でアイスやらお菓子を食べまくったり、夜も遅くまで打ってしまったり、生活に影響を及ぼしてしまった。
店は悪くない。自制システムを構築できなかった自分が悪い。


寝ているときに起こされたりして睡眠の質が落ちた。
これも猫は悪くない。対策を講じるべきだった。

「新しいことを始める」には「何かをやめるべし」という話からは逆説的になるが、「新しい何かが入ってきた」おかげで「何もできなくなった」のが、今回の私の実体験である。

逆に、何かをやめればやりたいことは自然と見つかるものである。
ここからも私の実体験ベースで話していく。

堕ちていることを自覚したものの、しばらくは「堕ちているときだからこそできること」を満喫していた。
別に堕ちちゃいけないと誰かが決めたわけでもない。
堕ちている現状を客観視しつつ、今しかできないことを楽しむのだ。

具体的には「天鳳鬼打ち」だ。
天鳳位になるためには、生活のすべてを投げ打つ必要がある。

交友関係も仕事も女も全て絶った今だからこそ、麻雀に打ち込むことができるんじゃないだろうか。そう思った私はただひたすらに天鳳を打ち、そして牌譜検討に時間を費やしてきた。

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まだ結果は残せてないものの、たしかな手応えを感じている。

7月になり、さすがにこのままでは良くないということはわかっていたので、何かを始めようとした。

いや、何かを始めるんじゃない。
大切なことは何かをやめることだ。

そこでウマ娘をやめた。
いや、完全にやめたわけではないが、なんとなくやり続けるのを制限した。

次に最狂店へ行くのをやめた。
しばらく行かないことをマスターに伝えた。
これで誘われることもない。

ポンチー(猫)はもうすぐで1歳だ。
そのうち自然とおとなしくなっているだろう。

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ウマ娘・最狂店を制限したことによって、時間に余裕が生まれた。
余裕どころか、やることがない。

じゃあウォーキングでも行くかってなって、もう1週間連続で歩いている。

外に出れば疲れて夜はよく眠れるし、気がついたら良い頃の生活習慣が戻ってきた。

暇だからnoteでも書くかってなって、2日連続のこの記事である。

このように、何かをやめれば勝手に新しいことが入ってくるのだ。

何もすっぱりやめなくていい。

平日だけお酒を減らそう
とか
ポナニーは一日おきにしよう
とか
そんなところから始めればいい。

私の場合「22時以降はスマホ・PCを触らない」という制限をかけたことによって、寝る前に本当にやることがなくなり、じゃあ瞑想でもするか、じゃあ本でも読むか、じゃあ日記でも書くか…と良い習慣につながった。

これもこの1週間自然とできている。

私は極端なのかもしれないな。
ウマ娘とかをほどほどに楽しむことができない。
やるならガッツリとやってしまう。

一度運動しだしたら、もう動かさないとウズウズしてしまう体に。

■まとめ

変わりたいと思っても、人はなかなか変われない。
やるとしたら「何かをやめること」だ。
「何かをやめること」によって、余裕が生まれ、新しい何かが始めたくなり、それは習慣になる。

何かを始める宣言ではなく、何かをやめる宣言をしてみてはいかがだろうか。

豚から人間に戻れる日を楽しみにしながら、筆を置こう。

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