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フリテンの調理法【麻雀】★★

フリテンは不利なテンパイの略である。
嘘だ。

フリテンの起源

フリテンがあるのは世界中の麻雀で日本だけ。
そもそも、振り込んだ人が全額払うっていうシステムも日本独自のもの。

他国の麻雀は自分の手だけを育てる。
ロンアガリでも、日本のツモのように均等に払う。
すると「ミエミエのホンイツに振り込みやがって!なんで俺があいつの分まで支払うんだよ!」と文句が勃発したので、放銃1人払いシステムが生まれたという。

放銃1人払いシステムにより押し引きが生まれ、良く言えば高度に、悪く言えば難解になっているのが日本式のリーチ麻雀である。

放銃1人払いになってからというものの相手の捨て牌を見るようになって、「現物を切ったのにロンされた!卑怯だ!」ってことでフリテンのルールが確立された。

参考記事→フリテンの由来 福地誠「現」天鳳名人位blog

というわけで、本日はフリテンの調理法。

アンケート

こんなアンケートをとった。

牌図①

14sがフリテン状態で、ペンチャンとどっちを払うか。

9割の方が89pを払っていくという結果に。
正直ここまで偏るとは思っていなかった。

友添さんも驚いておる。

私の結論としては…いや、イーシャンテンの結論を出す前に2シャンテンから見ていこう。

2シャンテン

牌図②

牌図②は牌図①を崩して2シャンテンにしたもの。
牌図②からはフリテン受けを残して8p9pを切る。

フリテンは「テンパイした時に出アガりができなくなる」という制約であり、2シャンテンのこの手牌からは影響は小さい。なぜなら

牌図②ー1

89pを払った牌図②ー1は
124m・14s・58sという3箇所の受け入れがあり、3箇所ということは最終的に14sが残ってしまう確率は1/3ということだ。

・223mの部分は受け入れが多いので埋まりやすい
・2s3sが重なって北が暗刻になる…などの別ルートがある

という要素により上下に変動するものの、概ね1/3と考えて良い。

では、テンパイの場合はどうか。

テンパイ

牌図③

5sを切れば14s待ち。ただしフリテンだからツモ専になる。
2sを切ればカン4s待ち。フリテンを解消できるけど待ちが心もとない。
いずれかでリーチするとして、あなたならどっちに受ける?

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