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卓球のスイングの正確性をあげるためには?

みなさん、こんにちは。

卓球では正確無比なスイングが求められるスポーツだと思います。

狭い卓球台の上で、面積の小さいラケットで、
小さく軽いボールを相手と打ち合います。

同じようにボールやラケットを使う競技はありますが、
空間の狭さが競技の難易度を上げているのではないでしょうか。

今回はその卓球のスイングについて考えてみたいと思います。

卓球のスイング

卓球は性格無比なスイングが求められる、繊細なスポーツです。

ボールとの設置面が0.01mmズレただけで軌道が変化し、
ラケットを出す角度が0.1度変わるだけでボールの回転が変化し、
タイミングが0.01秒遅れるだけで対戦相手のボールに押し込まれます。

タイミングがズレてしまうと、後ろに弾き飛ばされたり、下手すると空振りすることだってあります。

その一方で、例えばバレーボールでは、
セッターから上がってくるトスを1mmも指先に当たらず全力で空振りするプレーは見たことがありません。

それほど卓球が繊細ということなのです。

なぜこのような差が生まれてしまうのでしょうか。。。

それはボールの大きさにも関係していると思います。

フルーツで例えると、メロンとサクランボ程度の違いがあるといえます。

メロンくらい大きければ、多少スイングの軌道がズレても、当てることができます。
それに対して、サクランボほどの小さい食べ物であれば、性格無比なスイングでなければ、当てることができません。

卓球の公式ボールのサイズを調べてみると、

直径 → 40mm
重量 → 2.7g

とされています。

初心者が卓球をより楽しむために開発されたラージボールは、公式球より4mm大きく、重量は0.3g軽いです。
ここからわかることは、「大きくて軽い方がラリーが続きやすい」ということであり、
「メロンの方が当てやすく、サクランボの方が空振りしやすい」という仮説が正しいと証明できたかと思います。

卓球はスイングのズレが直接的に失点に結びつくため、
どんな球にも対応できるようなスイングの練習が必要なのです。

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