見出し画像

トレーニングやスポーツでの「股関節の屈曲・伸展」について

今回はトレーニングやスポーツでの「股関節の屈曲・伸展」の動作について、考えてみましょう。

お尻を突き出す "2種類" のトレーニング

股関節を屈曲させるトレーニングは世の中に溢れています。

それは自重トレーニングだけに関わらず、
デットリフト、レッグプレス、アブドミナルクランチ、エアロバイクなどのマシーントレーニングにも同じことが当てはまります。

座位の体勢で行うすべてのトレーニングは、
股関節が屈曲状態で固定された状態で、上半身のトレーニングが行われます。

例えば、チェストプレス、ショルダープレス、プルダウンなどは、
お尻を台座に置いたまま動かさないトレーニングです。

ラボ式トレーニングで、股関節を屈曲させるものは、
例えば、蹲踞の姿勢から片足を伸ばし、左右に重心移動をするタオルトレーニングは、股関節の屈曲↔︎伸展を繰り返します。

一方で、蹲踞の姿勢でタオルを持ち、左右に肩甲骨のみを動かすタオルトレーニングは、
常に股関節は曲がった状態となり、動作的には先ほど例にあげたチェストプレスなどのマシーントレーニングとさして変わりはありません。

ここまでを一度まとめてみると、、、

①股関節の屈曲↔︎伸展を繰り返す
→デットリフト、レッグプレス、アブドミナルクランチ、エアロバイク
→蹲踞で片足を伸ばして左右に重心移動
②股関節を屈曲状態で固定
→チェストプレス、ショルダープレス、プルダウン
→蹲踞の姿勢を維持してタオル(肩甲骨)を左右に動かす

お尻を後ろに突き出すトレーニングは、この "2種類" に分けられると考えます。

改めて考えてみると、
伸展状態を維持して行うトレーニングが少ないことが分かります。

ここから先は

1,577字
「変わらないことは変わり続けることだけ」それはトレーニングも同じです。常に変化を恐れず、現場で試行錯誤を繰り返し、近い将来、日本発信のメソッドがグロバルスタンダードになる日がくるでしょう。その根幹となるものを創作し公開します。(毎週月曜日にお届けします)

石川貴之が全国各地を旅しながら、トレーニング指導で得た発見を文章化し配信します。当然に、「今」考えていることや「今」見ているものになるため…

いつも応援してくださる皆様に石川貴之は支えられています。「スキ」ボタンをポチっていただけると、さらに励みとなります。