トレーニングやスポーツでの「股関節の屈曲・伸展」について
今回はトレーニングやスポーツでの「股関節の屈曲・伸展」の動作について、考えてみましょう。
お尻を突き出す "2種類" のトレーニング
股関節を屈曲させるトレーニングは世の中に溢れています。
それは自重トレーニングだけに関わらず、
デットリフト、レッグプレス、アブドミナルクランチ、エアロバイクなどのマシーントレーニングにも同じことが当てはまります。
座位の体勢で行うすべてのトレーニングは、
股関節が屈曲状態で固定された状態で、上半身のトレーニングが行われます。
例えば、チェストプレス、ショルダープレス、プルダウンなどは、
お尻を台座に置いたまま動かさないトレーニングです。
ラボ式トレーニングで、股関節を屈曲させるものは、
例えば、蹲踞の姿勢から片足を伸ばし、左右に重心移動をするタオルトレーニングは、股関節の屈曲↔︎伸展を繰り返します。
一方で、蹲踞の姿勢でタオルを持ち、左右に肩甲骨のみを動かすタオルトレーニングは、
常に股関節は曲がった状態となり、動作的には先ほど例にあげたチェストプレスなどのマシーントレーニングとさして変わりはありません。
ここまでを一度まとめてみると、、、
①股関節の屈曲↔︎伸展を繰り返す
→デットリフト、レッグプレス、アブドミナルクランチ、エアロバイク
→蹲踞で片足を伸ばして左右に重心移動
②股関節を屈曲状態で固定
→チェストプレス、ショルダープレス、プルダウン
→蹲踞の姿勢を維持してタオル(肩甲骨)を左右に動かす
お尻を後ろに突き出すトレーニングは、この "2種類" に分けられると考えます。
改めて考えてみると、
伸展状態を維持して行うトレーニングが少ないことが分かります。
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