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獲得すべき運動器は「相性」を理解しよう

「石川貴之のラボ式トレーニング講座」のオンラインサロンでは、【トレーニング方法】 【カラダの作り方】 【動かし方】 に関する記事を、ほぼ毎日2,000文字〜3,000文字投稿していおります。

徐々に現場での指導が増え、サロン内ではそこで得た情報や、トレーニング動画を惜しみなく公開し、サロンメンバーさんの各現場で利用していただいてます。

必ず役に立ちます!

とはいえ、内容がクローズドすぎて、「入会したらどんな記事が見れるの?」と、不思議に思っているヒトも少なくないでしょう。

その「不安感」を「ドキドキ感」に変換するため、10日に1回ほど、オンラインサロン内に投稿している記事を、ブログにアップします。

今日はその日で、7月12日(日)にサロン内に『獲得すべき運動器は「相性」を理解しよう』をテーマに投稿した記事を無料公開します。 こちらを参考に入会を検討いただけたら、うれしーです。

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おはようございます。
千代田区の図書館が4ヶ月の時を経て利用できるようになり、「最適な温度が保たれる空間は居心地が良いなー」と、安らぎの地に猫のようになついている、カラダラボの石川です。
#図書館でクラスターは発生してはいない

見えない敵との戦いが続きます。

さて。
昨日の記事では、そんな環境下で各スポーツ界では、開幕への調整不足による故障者続出する背景を「ちゃぶ台返し」しました。

そもそも論に戻り、「梅雨だから、胃の疲労が一因になっているヨ」。

んでもって、「調整不足が原因ではないんじゃない!?」というお話しでした。(当然、一因はありますけどね)

今日は、『相生』の関係から、今回の故障過多の要因を探ってみたいと思います。

明日は、『相克』の関係からの見方をお話しします。

これは、トレーニングの構築でも使えると思うので、参考にしていただければ嬉しーです。

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▶︎ 皆さんのお母さんは元気ですか?
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『相生』とは「母と子の関係」と揶揄され、「お母さんが元気であれば、子供も元気になりますよー」という関係を言います。

反対に、「お母さんが病気の状態であれば、子供は心配で外に遊びに行く気になれず、元気とは程遠い状態」になるでしょう。

みなさんのお母さんは元気ですか?

話を進めます。

「梅雨」に対して母にあたる季節は「夏」です。

そして、夏に養生すべき五臓六腑は「心臓・小腸」になります。

・相生の関係性
夏 = 母親 = 五臓六腑 = 心臓・小腸
梅雨 = 子供 = 五臓六腑 = 脾臓・胃

そのため相生の関係からすると、「夏に心臓と小腸を元気にすることで、子の関係にある脾臓と胃が元気になりますよー」ということになるでしょう。

つまるところ、梅雨に起きる症状は『夏の過ごし方』に影響されることがあり、「コロナで夏にまともにトレーニングできてないのであれば、梅雨に養うべき臓器・運動器官・筋肉は最弱の状態で、故障しても何ら不思議ではない」と考えられるのです。

「アッ!?」と思ったみなさん。

伝えておらずゴメンちゃい。(謝謝)

要するに、夏に鍛えるべき運動器官である『円滑な関節運動』や、鍛えるべき筋肉である『上腕二頭筋・上腕三頭筋・三角筋』を、十分に鍛えられていたか否かが問題なのです。

さらに、臓腑を養うのであれば「食トレ」も必要で、『赤い色の食物』や『苦味のある食物』を摂取することが必要になります。

コロナ渦に飲み込まれ、この夏に沖縄に行けず、ゴーヤチャンプルーを食べれなかったので、『苦味』を摂取する事ができなかったと悔やんでいる石川です。
#東京で食べてもゴーヤは美味しくないんダ

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▶︎ どの季節にも同じ考え方で挑みましょう
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もちろん、これは他の季節にも当てはめることができます。

次の季節は「秋」なので、「梅雨に鍛えるべき臓腑・運動器官・筋肉をトレーニングしなければ、子の関係にあたる秋に鍛えるべきモノに影響を及ぼす」のです。

・秋に出やすい症状がより色濃くなる
・秋に養うべき、五臓六腑である「肺・大腸」が元気にならない
・秋に獲得すべき、運動器官の「最大酸素摂取量」に悪影響を及ぼす
・秋に鍛えるべき、筋肉の「大胸筋・小胸筋・僧帽筋」のトレーニングの効率性が下がる

という具合です。

なので、秋に鍛えるべき『心肺機能』が特に重要視される、トラック競技・バスケットボール・サッカーは、『梅雨に遅筋群を十分に鍛えなければ、走れるチームは作れない』ことに直結するのです。

また、ラボ式トレーニグでも『心肺機能は各季節に鍛えるべき運動器を1年間持続させるモノ』と仮説を立ててこの冬挑みます。

となると...。

『いまの梅雨って超重要やん!』と完全にあおっている感アリアリです。(ワラ)

まとめます。

要するに、「獲得したい運動器」があったとしても、その月だけ頑張れば獲得できるワケではなく、『相生の関係』を理解すると、最低でもその前の「季節の過ごし方」や「トレーニングメニュー」が大事になり、「時すでに遅し」という場合が結構頻繁にあるのです。

それは、人気マッサージ店の「1年待ちですよー」と同じです。

「獲得したい運動器」の、『前の季節』を待たなくてはなりません。

つまり、「梅雨の遅筋群」を獲得したいのであれば、「来年の夏」を待たなくてはならないのです。

とかく 、「沖縄に行ってゴーヤチャンプルを食べにこう!」ということでした。(違うかw)

それではまた更新します。

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※試合期にはこの "7つ" のストレッチでカラダがリセットされ軽くなります。

是非、ご活用ください。

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