効率的かつ効果的な母指圧
みなさん、こんにちは。
今回は施術家のみなさんに役立つであろうトピックです。
施術には様々な種類がありますよね。
タイ式マッサージ
指圧
骨盤矯正
鍼灸
足つぼ
PNFストレッチ
など・・・
その中でも指圧(今回は母指圧メイン)についてお話していきます。
母指圧を効果的にするポイントは2つあります。
①親指でアプローチしたい筋肉を正しく圧をかけること
②蓄積した運動エネルギーを身体の捻じれを使って転換すること
まずは「①親指でアプローチしたい筋肉を正しく圧をかけること」について話してきましょう。
正しく圧をかけるとは?
母指圧をくぎ打ちで例えてみます。
くぎ打ちをする際、とんかちでくぎの頭部(平らな部分)を正しくたたく必要があります。
曲がって打ってしまうと、最後まで打ち付けることができないという経験をしたことがあるのではないでしょうか?
母指圧もこれと同じなのです。
・とんかち= 親指
・頭部 = (施術を受ける方の)狙いたい筋肉の表面
・打ち付ける木材 = (施術を受ける方の)狙いたい筋肉とは別の周囲の筋肉
この辺りのことを頭の中でイメージできているかが重要です。
先ずは、親指が筋肉の表面である頭部に正しく当てられているかがポイントです。
ちょっとでも横をかすめると、「グニャん」や「ツルん」とコンタクトした部分がズレてしまいます。
そのため、正しく目的の筋肉を触る技術の『マニュアルコンタクト』の正確性が求められます。
次に、筋肉は柔らかく、木材のように硬くないため、
いくら筋肉の表面に正しく親指を当てられたとしても(マニュアルコンタクトが正確だとしても)
チカラを入れる角度が違えば、狙った筋肉へ効果がでることはありません。
くぎ打ちの場合、垂直に釘が入るように左手で支えながら打ち付け、適当なところで支えの手を外しトントン打ち込みます。
母指圧の場合、圧を入れる方向が間違わないように、四指で周囲の筋肉を支えます。
エネルギーを伝える方向を間違えないことが重要です。
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