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上半身と下半身の連動性トレーニング

みなさん、こんにちは。

高校バレーボール部へ実際に指導してきたときのお話をしていきたいと思います。

トレーニングの課題

契約先のチームから依頼(課題)は以下の通りです。

①前に落ちてしまう低いボールに対してカラダが倒れ、足が前に出ない
②ボール捌きと周囲との間合いの取り方

この課題に対し、トレーニング構成を考えました。
その際に大事なことは、トレーニングが独り歩きせずに競技と一体化することであり、
各チームのテーマや課題に沿ったカラダ作りをするということが重要なのです。

今回の課題に対するトレーニングの目的は
上半身の「胸椎」の部分をアクティブに動かすことです。

この動きを習得し、バレーボールのスキルに落とし込むことができれば、パフォーマンス向上は間違いありません。

トレーニングの構成

トレーニングの目的を達成するためには、3つの工程が必要と考えています。

① 胸椎を8の字に動かす
② 四足歩行の基本動作の獲得
③ 立位で上半身と下半身を連動させる

トレーニングの順序については、③が最後ということは確実です。

上半身の動きが板のように固まった状態では、下半身から動きを作ってしまうことでしょう。
理想の動きは上半身(胸椎・肩甲骨)から動き出し、後から下半身の動きがついてくることです。

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「変わらないことは変わり続けることだけ」それはトレーニングも同じです。常に変化を恐れず、現場で試行錯誤を繰り返し、近い将来、日本発信のメソッドがグロバルスタンダードになる日がくるでしょう。その根幹となるものを創作し公開します。(毎週月曜日にお届けします)

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