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ランニングの目標タイムを達成!そのカギは横隔膜!?

みなさん、こんにちは。

最近指導先では「ランニングトレーニング(ラントレ)」を行っています。
800mを2本、タイムを測り、そのタイム差を縮めることを目的としています。

この目的を達成するために、横隔膜トレーニングが必須だと感じました。

今回の記事はラントレの効果を高める「横隔膜トレーニング」について書いていきます。

ラントレだけではなく、「走る」動作が入るスポーツには関連性のあるトピックになっています。
また、普段生活している中で息が上がりやすい、疲れやすいという方にも読んでみてもらいたい内容になっています。

横隔膜とは

横隔膜は肋骨の5番、6番あたりに位置しています。

腹部のみぞおち上の胸骨に位置から、
背側の胸椎7番、8番あたりに向かって斜めについています。

さらには、肝臓の右葉と左葉が横隔膜の突起を挟み込むように形成されています。

呼吸を行うための筋肉なのです。

横長のドーム型であり、息を吸ったとき、肺は広がり、横隔膜は収縮し、下にさがります。
また、息をはいたとき、肺は縮み、横隔膜は緩み、上にあがります。

肺と横隔膜は密接に関係しているのです。

横隔膜の動きがどのようにラントレに影響を与えるのでしょうか。。。

それは、ラントレ中、たくさんの空気が出入りします。
取り込んだ酸素を体中に送りこむためには、
横隔膜がしっかり下がる必要があるのです。

ところが、この横隔膜が下げられないと、
酸素が送りづらくなってしまいます。
一回の呼吸でヒトが取り込むことができる「最大の酸素量」を
充分に体内に送り込むことができないのです。

そのような状態になってしまうと、、、

息が上がりやすい
疲れやすい
酸素が足りず、細胞内での活動が充分に行われない

ランナーの多くは目標のタイムがありますよね?
ラントレを行っている選手にも目標タイムがあります。

息が上がってしまうと、運動を継続することが難しいです。
そうなれば、目標タイムを切ることも難しいでしょう。

横隔膜の働きを考えてみただけでも、
ランニングには横隔膜の働きが重要だと分かりますね。

横隔膜を最大限動かすためには?

横隔膜の筋肉が硬くなってしまうと、
最大限に動かすとこは難しいです。

なぜ硬くなってしまうのでしょうか?

その原因は2つあります。

1つ目は、横隔膜の下部にある「肝臓」が硬くなること。
2つ目は、横隔膜自体が硬くなること。

そのような状態だと、肺が酸素を取り入れたときに、
肺が大きくなるスペースを与えてくれないのです。

この2つの難題をクリアすれば、酸素を取り込みやすくなり、
息があがることなく走ることができ、ベストタイムを更新することが可能となるのです。

バスケットボールであれば、最後まで走り負けない試合が可能となるのです。

2つの原因を改善するためには、
①肝臓の柔軟性を上げる
②横隔膜の柔軟性を上げ、使い方を取得する

が必要です。

これを行うおすすめのタイミングは、
①肝臓を養生すべき「春」
②肺を養生すべき「秋」に一緒に改善を測ることで、肺の機能アップ

と考えています。

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「変わらないことは変わり続けることだけ」それはトレーニングも同じです。常に変化を恐れず、現場で試行錯誤を繰り返し、近い将来、日本発信のメソッドがグロバルスタンダードになる日がくるでしょう。その根幹となるものを創作し公開します。(毎週月曜日にお届けします)

石川貴之が全国各地を旅しながら、トレーニング指導で得た発見を文章化し配信します。当然に、「今」考えていることや「今」見ているものになるため…

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