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J2第8節 ファジアーノ岡山vs横浜FC レビュー 【1-3】

スタメン


連戦の真ん中、選手起用が注目されましたがやはりスタメンクラスが複数名ベンチにも入らず。ケガかあるいはコンディション不調か、いずれにせよ離脱者が複数いることが確実視される状況といってもよさそうです。



前半で3-0では勝負にならない


3連戦の真ん中、ホームに横浜FCを迎えた試合はまたしても悪天候に邪魔されたゲームになりました。激しい雨が降り続きピッチは水びたしの状態。両チームともにピッチコンデイションに対応したサッカーを見せますが、横浜FCがセットプレーで前半に3点決め、ほぼほぼゲームの方向性を決めてしまいました。

岡山はもうすこし意思統一した試合運びをしたいところですが、自ら水たまりに突っ込む、出し受けのタイミングもバラバラ。スルーパスも、クロスも蹴れないのではどうにもできず。相手コートでサッカー出来なきゃそりゃ自コートでのファウルもかさむよ。それを全部被弾してるんじゃ話にならない。首位というにはあまりにも拙い、戦い下手を露呈する前半になってしまいました。ここには監督の人選ミスがあったようです。

後半は4枚入れ替えて反抗姿勢をみせていきます。横浜がやっていたようにピッチコンディションを考慮してプレーする。馬力のある選手を入れてごちゃついてもゴリゴリ戦っていく。そうして前半よりも際どいシーンを作れるようになりました。PKで1点返せたのはよかったですけど、ハーフタイムで作戦会議して意思統一するまでに3点も献上してしまってはどうにもならない。

横浜FCの四方田監督も「徹底した攻撃をやってくれていた」といい、木山監督も「雨のシチュエーションの中で考えるべきところもあったのかな」と言っていたように、前半水びたしの中でどうサッカーするか?のところで振る舞いの差がゲームを決めてしまったかなと。

木山監督が自分のミスをあそこまで認めているのは初めて見ました。「僕のミスだったと思うので、もう少しこうパワーのある選手をスタメンに並べるべきだったかなぁと。少しそこはピッチの水のたまり具合を読み違えた僕のミスだったと思うんで、選手たちには言いましたけども」と。木村太哉や田中雄大はほとんど何もできてませんでしたからね。ならルカオとか龍之介とか馬力のある選手を最初に入れておいた方が、というところで監督のチョイスのミスがあったと。最初からそれができていたらもうちょいマシなゲームになっていたのは後半見れば明らかで。もったいないゲームになってしまいましたね。またもや、ね。

首位とかひとまず置いといて


この試合は前半0-3、前節は退場者が出てギリギリドローと、正直このところあまりいい試合ができていないと思います。戦力的にもトップのチョイスとは言い難いやりくりになっています。それにいまだに先制点をとって楽にゲームを進めるシナリオになかなかに入れないんですよね。点が取れなさすぎる。セットプレーですら。

風がとか雨がとかエクスキューズはいろいろできるかもしれないけど、正直これが首位らしいゲームなのか?というと、ちょっと、ねえ。前半に0-3にされるってなかなかないことだし、うまくいかないことをうまくいかないままやり続けて、3点ビハインド食らって後半仕切り直しで追撃って。なんというバタバタっぷりか。もうちょいちゃんと戦えないもんかなあ?って。

一応順位的には一番上にいるにはいますが、内容的にそれにふさわしいか?というとまだまだ課題がたくさんあるんだろうなと。正直この前半0-3はビンタを食らったような気持ちになったし、ここで負けといてよかったねってなるような再上昇を期待したいですね。ドロー、大敗、ときて3連戦の最後どういうゲームを見せてくれるのか?楽しみにしています。


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