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UE5.4のモーショングラフィックツール「Motion Design」を使う【UE5,モーショングラフィックス】

UE5.4で追加されたモーショングラフィックス専用ツール「Motion Design」を使って動画を作りました。

今回真似した花のモーションデザインのチュートリアルが下の動画です。
これを見れば誰でもこんな感じのが作れます。

作り方は動画で分かるので、完成までにエラーが発生した箇所などポイントを書いていきます。

Motion Design導入方法

公式ラーニングのページでプロジェクト作成からチュートリアルまで解説されています。
ray tracingにチェックを入れてからプロジェクトを作成する事に注意(一敗)

エラーなどの解決方法

アセット追加

Quixel BridgeがFabに移行したのでFab UE Pluginを入れないとエディタ上でアセット追加が出来ない、Epic Gamesライブラリから追加する(下記動画参照)

クローナーのマテリアルが反映されない

これ↓

下記の記事を参考にbUsedWithNiagaraMeshParticlesの設定をチェックしてエラーを解決。

丸部分にチェックを入れる

マテリアルの設定が参考動画と異なっている

Quixel BridgeからFabに移行したMegascansのアセットのマテリアル設定が変わっていた。また、Epic Games LuncherからFabを更新した時も、再度マテリアルが反映されない状態へ戻された。

レンダリング時真っ黒な画像が出力される

理由は色々あるが、今回はシーケンサーのカメラを選択して記録を一度実行したら解決した。

DaVinci Resolve関連

jpg連番画像を出力しDaVinci Resolveへインポートする場合はシーケンス画像を読み込む専用の手順を使う(下記の記事)

チュートリアル動画ではハレーション効果を使っているが有料版でないとロゴが載ってしまう。

完成

サムネイルの存在感

動画は中身があれば他は気にしなくて良いんスよ。

Motion Designで作れそうな物

MV風動画
ミュージックビデオ風の動画

配信の待機画面
簡単な図形と質の良いライティングのYoutubeでよく見る動画

ゲームUI
2DのUI、ゲームエンジンなのでゲームと相性が良い

ロボットのコックピット
アニメはモニター専属のデザイナーが担当しているらしい。でも他の工程と合わせるとAEの方が便利だろう。

そういえば新しいガンダムもUE5で作ったらしいので、UEで作るメリットはあるかもしれない。

注意する所

新しいプロジェクトを作ったときカメラの設定がゲームに寄り過ぎているので設定を変えなければいけない。

また、自分の環境だとスタティックメッシュの設定を行っても、Naniteが有効化されなかったのでNaniteはモーショングラフィックスで使えないかもしれません。

Naniteが有効化されない

参考リンク

このXポストを辿っていくと大体の機能が分かります。

キーボードのパーツ&クローナーの映像。

ライティングが白黒でもリッチな映像

公式カンファレンス内での機能紹介動画

下の公式動画ではどういった需要の背景があってモーショングラフィックスの機能が作られたか話しています。

Tips

UE5内蔵のモデリング機能を使うと更にパーツ毎の情報量を増やせます。

こういうやつ


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