雑感えぶりでぃず

かっこよさだとかダンディズムだとか粋だとかについて何かを語ったり書いたりする事自体が野暮の極みだと思っているので、出来るだけやりたくないのです。ですが。
最近余りにもひどいゲスさに笑ってしまうしかないという事が、身辺で続いて起きていて、改めて「せめて自分はどのように生きて、そしてどのように死んでいきたいのか」を考えていました。そう、わたしは「ええかっこしい」です。


以前、TVを捨ててしまった事を少し書きましたが、子供の頃にあれだけ大好きだったTVが耐えられないものだと感じたのは、主要な時間帯のニュースがほぼ総て「ワイドショー」になって行った頃だったと思います。その分野に詳しい解説委員や学識者では無い「コメンテイター」という名の人たち。どんなに重要なニュースが同時進行で起きていても割り込んでくるスポーツのニュース。過剰な演出を加えられた再現シーン。毎回何%かは「明るい話題」を入れないといけないというノルマでもあるのかと疑いたくなる様な構成。
学生の頃、「ニュースにならなかった出来事、周知されなかった事、記録されなかったことは、結局何も起きていなかったと認識されるのではないのか?」等と、周囲にめんどくさい話題を持ち出しては閉口させていたわたしには「それ以下」の状況がまだわかっていなかったのです。
ここ最近多い「TVでは語られない~」等の題名を著書や動画に付けている陰謀論者や歴史修正主義者や、「TVでも紹介されました!」という広告等の安っぽさとうさん臭さは、この人たちはいまだにTVがメディアの中心にあると思っているんだろうな、と、今、ちょっと思いました。


散文詩を書きたいなとか思っています。たぶん書かないか、書いてもどこにも出さないでしょうが。


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