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売れっ子パーソナルトレーナーへの道~独立→スタートアップ→集客編~

本格的なフリーウェイトトレーニングジム、パワーフィットスタジオZEROのオーナーの義田です。
今回は売れっ子パーソナルへの道、独立→スタートアップ→集客編の詳細になります。
現在、パーソナルトレーナーは人気のある職業となっており、パーソナルトレーナーを目指す方も増えてきています。
私自身もそんなパーソナルトレーナーという職業に憧れて無職で上京し、大手パーソナルトレーニングジムに雇われ、そこから独立して現在はフィットネスジムのオーナー兼パーソナルトレーナーとして活動しています。
私自身、パーソナルトレーニングジムとフィットネスジムを実際に作って、苦労しながら経営して走りながら集客を学んできた人間です。
このように事前準備をすれば、無駄な苦労なくジム経営ができたのになぁ~」という反省を兼ねて、この記事を書いています。
有料公開は現在2500円になっていますが、4月から5000円になります。

序章では今までのおさらいをして、中盤以降から実際の集客方法とその攻略法について解説しています。
オススメは順番に読むことですが、すっ飛ばして集客方法から読んで頂いても構いません。
気になりますね集客方法、だって人間だもの。by義田


パーソナルトレーナーの基礎について

過去のブログ記事「売れっ子パーソナルトレーナー基礎編」にて、まずは大手パーソナルトレーニングジムに所属して、実務経験を積むことを推奨しました。
いきなりフリーランスや、小規模なジムに所属するとそこの集客力が低く、中々実務経験を積む機会が少ないですが、大手パーソナルトレーニングジムであれば継続的に多くのお客様の指導を経験することができます。
機能解剖学、運動生理学、栄養学といった知識のインプットはもちろん大切ですが、現場でカウンセリングや指導をしてみて自然とアウトプットできる引き出しの数、お客様に寄り添った提案ができる接客力、営業力などを培っていきましょう。

パーソナルトレーナーとしての独立条件

そんなパーソナルトレーナーとしての日々を過ごし、その会社の経営方針や職場の雰囲気が良いのであれば、無理に独立する必要はないのかもしれません。
会社の経営方針や職場に不満があるのであれば、転職や独立を視野に入れても良いでしょう。
要はストレスなく、楽しく仕事が出来れば良いのです。

フリーランスに必要な基礎知識は過去記事「売れっ子パーソナルトレーナーへの道〜独立/集客編〜」にて解説していますので是非ご一読ください。
フリーランス向きなのかは人それぞれです。
独立すると経済的な安定は無くなり、あとは自主性と自己成長にかかっています。
フリーランス向きの方の特徴として↓
〇明らかに実績、実力がある
〇業界内での影響力が強い
〇自主性、成長願望がある
〇自分で看板を作り上げられる
〇不安定の方が逆に力になる

・好奇心旺盛で新しい人付き合いが好き
・結果を分析して自己改善ができる
・安定よりも稼ぐ方を優先したい
・人に縛られるのが嫌い
・自己顕示欲が強い
特に上5つは重要な項目だと思います。

スタートアップ時に必要なこと、その後の流れ

話が長くなりましたが、いざ独立しよう!と思ったとき、果たして何を意識したら良いでしょうか?
場所?設備?集客?といった様々な要素が大切になります。
優先順位として、既存のお客様がいるならばその方達が通いやすいか?定期的に新規顧客を獲得できるか?開業費や固定費が過大じゃないか、が大切になります。
既存のお客様というのは、既にあなたのジムに通うと約束してくれたお客様のことになります。
あなたの知人かもしれませんし、グレー寄りになりますが前の職場のお客様やそのお客様の知人かもしれません。
まず、スタートアップ時に既に顧客がいるのであれば、その人が通いやすい場所というのが大切になるでしょう。

スタートアップ時に顧客がある程度集まったとしても、定期的に新規顧客獲得が出来ないと長くパーソナルトレーナーとして活動が出来ません。
新規顧客獲得できるプラットフォームや経路を作っておく必要があります
その詳細は後記します。
スタートアップ時の場所や設備ですが、まず顧客が増えるまではレンタルジムでも全然構いません
自分のお店を持ち、箱を構えて指導をすることに憧れますが、開業費や毎月の家賃などの固定費が掛かるためリスクが伴います。
(私みたいに、固定費というリスクがあるからこそ集客のやる気も出る!という人にはオススメかもしれません笑)
一定数まで顧客が増えてくると、レンタルジムだけでは不便に(場所がないため集客に悪影響が出る、融資の審査で不利になるなど)なってきたり、何だかんだ毎月のレンタルジム利用料が家賃以上の負担になります。
そのタイミングで、自分のお店、いわゆる箱を持つのに良いタイミングです。
初めて自分の箱を持つ場合、思い切って良い場所、良い設備にするのも全然アリですが、個人的には開業費や固定費をなるべく抑えて、スタートアップジムは仮ジムくらいの気持ちで作っても良いかもしれません

私の最初のジムはワンルームマンションに安価なパワーラック、ブロック式ダンベルがメインの設備となります。開業費は100万円程度に収まり、固定費は家賃+水道光熱費+保険料合わせても毎月10万円程度に収まるスモールスタートでした。

その仮ジムで実績をしっかりと積んでいれば、ジムの拡大移転する際に銀行の融資も受けやすくなりますし、不動産の審査も通りやすくなるメリットがあります
また、場所があるので後ほど記載する7つの集客方法の全てが実行可能となります。
特にGoogleビジネスに登録して、地図上に店舗を表示させることができ、MEO対策としてかなり有利になるからです。
利益を出して頭金としてのキャッシュ(現金)が多くあれば、より資金調達もしやすくなります。
スタートアップはショボくて全然OK!その後、その実績を持って本格的に拡大オープンという流れがベストでしょう。

拡大移転後のマイクロジム、フィットネス会員とパーソナルトレーニング会員の両方で収益を上げています。
床引きデットリフト、ベルトスクワットマシンといったフリーウェイトトレーニングの宝庫となっております♡
ラットプルダウン&シーテッドロウマシン、バックエクステンションマシン、チンニング&ディップスマシン、ダンベルと言った基本的な施設もあります。しかも、これくらいの広さで都内という条件で家賃は毎月20万円と相場よりも安く抑えています。

施設の自慢?みたいになってしまいましたが、このように仮ジムで収益を上げて実績を作れば、拡大移転で理想的なジムを作ることもできます。
パーソナルトレーナーは施設の良さが必須というわけではありませんが、やはり競合他社も増えてきて比較されますので、立地や施設が良いに越したことはないでしょう。
スタートアップ時~移転時の設備はこのような流れで、まずはリスク0のレンタルジムで、次にショボくても良いので自分の箱を持って収益/実績を積み、理想的なジムへと拡大移転という流れになります。

パーソナルトレーナーに必要な集客知識

ではいよいよ、集客について解説していきます。
マーケティングの知識が大切になりますが、マーケティングという分野はあまりにも広大なものです。
”パーソナルトレーナーのための集客”と分野を絞り、そして実践に則して最小限の集客知識をお伝えします。
この最小限の集客知識こそが原点にして頂点、まずこれさえできていればOKという認識で良いでしょう。

自分の興味の無い分野を連想してバイアスを取り去る

パーソナルトレーナーという職業をしていると、フィットネスに対する知識が付き(=フィットネスリテラシーが上がる)、さも周知の事実かのように感じてしまいますが、意外にも巷の方々はフィットネスに対して無知なのです。
このようにして世間とのギャップが生じてしまい、マーケティングが上手く行かないというのは往々にしてあり得ます。
(意外とその分野で素人なオーナーが活躍するのはそのためかもしれません)
あなたの興味の無い分野であれば、情報の交絡(バイアス)なく俯瞰的に物が見えると思います。
そこで、あなたの興味の無い分野のお店の集客をイメージして頂ければ、集客方法のイメージが付きやすくなるでしょう。
私の場合、歯科医院に対してのリテラシーが低く、あまり興味がありません。
定期的に歯の状態を診てもらうか、歯石を取ってもらうか、痛みを自覚して虫歯を治療に行くくらいになります。
そんな私がいざ、歯科医院を探すとしたら・・・。
・知人からの紹介
・Googleの検索で「最寄り駅 歯科」と検索して表示されたもの
・Googleマップで「歯科」と検索して表示されたもの
・通り道の看板で知る
・チラシで知る

みたいな経路でその歯科医院を認識し、いくかの候補を上げます。
その候補の中から自分に合ったものを選択するでしょう。
虫歯治療、定期検診、歯石取り、親不知抜歯、ホワイトニング・・・
このように、歯科医院に行くと言ってもその目的は様々です。
仮に、私が虫歯治療を目的とするならば「痛くない!虫歯治療」とか「なるべく削らない虫歯治療」みたいなキーワードがあれば魅力的に感じて、その店舗に問い合わせる可能性が高くなります。
このように、ターゲット層や目的別になるべく刺さるキーワードを設定した方が良いため、ターゲットを絞る作業が大切になるのです。
集客をするパーソナルトレーナー側は、老若男女問わずなるべく多くの幅広い人に!と欲張ってしまいますが、ターゲットを絞らないとあたり触りの無い文言になってしまい、集客効果がイマイチになります

あなたのサービスと親和性の高いターゲット層を絞る

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