【パラダイスを見つけた男】「タルムード」金言集(30話/37話) 解説

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『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)に載っている37の説話について、1つのnoteで1話ずつ紹介していくで。

その際に、「説話の解説」と「教訓」、「現代の日本での活かし方」を書いたで。俺は、説話を聞いて、現実生活で活かしてこそ意味があると思うねんな。良ければ、参考にしてな。

それでは早速説話の解説から行くで。

【パラダイスを見つけた男】説話の解説

ある村に、粉屋の男が住んでいた。妻と二人の子供がいて、来る日も来る日も一日中粉まみれになって働いていた。

 そんな日々の繰り返しに嫌気がさし、もっと楽しいパラダイスがあるのではないかと、粉屋は考えた。

あるとき、粉を買った客と雑談をしていると、「旅に出て、夜、靴を枕元に置いて眠り、翌朝、その靴が向いている方向に歩くとパラダイスがある」という言い伝えが異国にあると聞いた。粉屋は、その言い伝えが本当のことのように思えてならなかった。

「パラダイスを探してみよう」

 そう思った男は、ある日突然、妻にも告げず子供も置き去りにして、パラダイスを探す旅に出てしまった。聞いた言い伝えの通り、夜になると靴を脱いで寝袋の枕元にそっと置いた。

朝起きると、小動物や風が靴を動かしていた。男は、靴が向いているその方向に歩き続けた。そして何十日も経った後に、ついに一つの村にたどり着いた。

パラダイスにしてはみすぼらしい村だった。村の中に入ると、見たことのある光景が広がり、聞いたことのある女の声と子どもの声が耳に入ってきた。

 その家は粉屋で、門をくぐると、置いて来た妻と子どもにそっくりの母子が暮らしていた。男を見ると、その母子は「よく帰って来たのね」と、温かく迎え入れてくれたので、「ここがパラダイスに違いない」と、男は確信した。

 男は置いてきた妻と子供には申し訳ないと思ったが、自分が見つけたパラダイスで一生暮らしていくことに決めた。

そして皆と同じように、来る日も来る日も粉まみれになって一生懸命働き、平和に暮らしたいということだ。

『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)p210〜211

教訓

美人先生

幸せは単調な今の中にあるー「あなたのいる場所」を大切に

今ある自分を見直す

これがこの話の教訓やねん。

なぜなら、今自分が置かれている場所に自分が見過ごしている何か大切な幸せがあるかもしれんからや。もしくは、きつい環境でも何かしら学びがあるかもしれん。

今回の説話においても、粉屋の男は、外の世界にパラダイスを探しに行ったが、最終的には、見慣れた家で、そこには自分の妻と子によく似た親子が住んでおった。この男は、新たなパラダイスを見つけたと思っているが、これは明らかに男が住んでいた元の家や。

とはいえ、この物語は男のバカさ加減を伝え対話ではなく、この物語が本当に伝えたいのは、本当に大切なものはすぐ傍らにあるっちゅうことや。

本物のパラダイスは、死後の世界や別の場所にあるのではなく、あなたの今いる場所にある。だから「今の生活、あなたの場所を大切にしなさい」と、この説話は諭しているんや。

23時まで毎日働かないと帰れない仕事、気の進まない人間関係、上司や同僚との軋轢、数字を上げることの必死さ、家族との喧嘩など、ストレスフルな日々を送っていると、どこからパラダイスを探して、逃げてしまいたくなるやろう。

ただ逃げた先は、もっときついことが待ってるかもしれん。だからこそ、今ある現場での幸せや将来幸せになるための学びを吸収することが大事やと思うねん。

この説話から学べる教訓として、「幸せは単調な今の中にあるー「あなたのいる場所」を大切に

これがユダヤ人が肝に銘じている、人生や生き方に関する原則やねん。

現代の日本での活かし方

現代の日本のイメージ

ここからは、この話を「現代の日本で活かすとしたらどうするべきか」を話して行くで。

この「パラダイスを見つけた男」の話を現代の日本で活かすのであれば「自分の今の現状に感謝をする」ということや。

なぜなら、自分の今の現状に感謝をする人には誰かしら救いの手を差し伸べてくれたり、幸運が待ってるものやからや。もちろん、パワハラな職場環境や虐待をする親などの一部の例外は除くで。

ただ多くの場合は、自分の今の現状に感謝をすることで、物事が好転していくことはよくあるねん。

自分も、地方から東京に上京してきて、何も知識や経験もなかったから、口がうまい詐欺師に騙されて、3,400万円の借金を抱えて、結局返しきれなくて、自己破産手続きをした。

状況としたら、最悪の状況や。少なくとも、自分の身の回りでこういうような経験を会社員でしてる人はいてへんかった。

ただ冷静に自分を見られるようになった後、自分はそんな現状を悔やんでいてもしゃあないなと思うようになったんや。悔やんで悔やんで1年間悔やみ続けたら、3,400万円もらえるとしたら、悔やむかもしれん。でも悔やんで現実は変わらへん。

だとしたら、今の現状に感謝をするようにしようと思うたんや。
しっかりと毎月20万円ほどの給料をもらえて、有給休暇もしっかり取得できる。飲みにいく友達もいて、実家には家族もいる。

そう思ったら、自分の身の回りの多くの人に「ありがとう」と素直に思えたんや。

また自己破産手続きをしたことで、
・外見がいい人ほど、能力が高そうに見える
・相手の言うことを本当かどうかしっかりと疑うようになる
・自己破産手続きで、借金免責が認められれば人生をやり直すことができる
・自分を儲けさせてくれる人はこの世に一人もいない
・色々な詐欺の手法

などを学ぶことができたんや。これはこれから長い人生を生きていく上で長期的にはプラスになると思うんや。

だからこそ、

自分の今の現状に感謝をする

それが現代でのこの説話の活かし方やと思うねん。

まとめ

まとめ

 今回は、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾)に載っている37の説話の1つとして、

【パラダイスを見つけた男】

を紹介したで。

今回の教訓は、【幸せは単調な今の中にあるー「あなたのいる場所」を大切に】やったな。

また現代の日本での活かし方としては、【自分の今の現状に感謝をする】やったな。

また説話を聞いて、それで終わってしまっていてはもったいないと思うで。説話を活かすためにも、是非「現代の日本での活かし方」を参考にして、行動してみてな。

もし不明な点があれば、コメント欄での質問も待ってるで。

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最後まで見てもろて本当にありがとうな。
また次の記事で会おな。

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