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【手と足と目と口、一番偉いのは誰?】「タルムード」金言集(13話/37話) 解説
今日も記事を見てもろてありがとう!
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『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾氏)に載っている37の説話について、1つのnoteで1話ずつ紹介していくで。
その際に、「説話の解説」と「教訓」、「現代の日本での活かし方」を書いたで。俺は、説話を聞いて、現実生活で活かしてこそ意味があると思うねんな。良ければ、参考にしてな。
それでは早速説話の解説から行くで。
【手と足と目と口、一番偉いのは誰?】説話の解説
人間には足が二つ、手は二つ、目は二つ、鼻の穴も二つと、重要なものはすべて二つある。ところが口は一つしかない。
このことをユダヤ人は、「なぜなのか?」と古来から議論をしてきた。そこでこんな説話を紹介しよう。
ある国王様が、不治の病に侵された。どんな医者もこの病を治せず、王様はどんどん衰弱していくばかりである。
そんな折、ある祈祷師が通りかかって、病気の診断をした。
「この病気を治すには、世界で最も手に入り難いと言われている、母ライオンのお乳を飲ませるしかありません」
そこで、「母ライオンのミルクを取ってきた者には、どんな褒美でも取らせる」とお触れが出された。
とはいえ、母ライオンは、子供を守ろうとして、近づく者を皆噛み殺してしまう。褒美は魅力的だったが、国中の人間は怖がって、ライオンのミルクなどとても取りには行けなかった。
しかし、村に住んでいた一人の若者がこれに挑んだ。彼の目と耳が相談し、一頭の母ライオンを見つけた。
色々考えた末に、母ライオンに羊の肉を与えて一歩近づき、また次の日も羊の肉を与えて一歩近づき…と、これを何日も繰り返して近づく方法を思いついた。
若者はこの方法を勇気をふるって、実行に移した。そして何日も繰り返して、両手、両足、両目は、母ライオンの乳房のところにまで近づいた。若者はついにライオンの警戒心を解き、母ライオンの温かで新鮮なミルクを取ることに成功した。
ところが、いざ王様のところにミルクを持って行こうとしたとき、両手と両足と両目が喧嘩を始めた。
両目ー「この俺が母ライオンまでの距離を正確に目測し、一歩一歩近づくこ
とができてきたんだ。だからこの俺が一番たくさん褒美をもらうべ
きだ」
両手ー「何を言う。母ライオンの乳をしぼったのは、このオレだ。それこそ
一番大事な役割じゃないか」
三人の論争を聞いていて、今まで何もしなかった「口」が、初めて口を開いた。「両手も両足も両目も言っていることは全然なってない。このオレこそが、一番褒美をたくさんもらうべきだ」
これには、両目、両足、両手も大反論する。
「何を言っているんだ。おまえは何もしていないのではないか。したがって、おまえの褒美は何もないぞ」
ところが、ミルクを王様に届けたときに、口が勝手に叫び出した。
「王様、ここに犬のミルクを持ってまいりました。これで王様の病気は直ちに全快するはずです」
この言葉に王様は大激怒。
「母ライオンのミルクを持ってこいと言ったはずだ。なのに犬のミルクを持ってくるとは何事だ!ふざけた野郎だ、即刻処刑せよ!」
両目、両手、両足は、王様の剣幕に震え上がり、「おい、何とか言ってくれ。頼むから本当のことを言ってくれ」と、口に懇願した。
「それみろ。口こそが一番重要なのだ。褒美は全部オレがもらうぞ、いいのか?」両目、両足、両手は、しぶしぶ頷くしなかった。
教訓
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口こそ最大の武器であるー日本人はプレゼン力を磨け
これがこの話の教訓やねん。
なぜなら、口がうまければ、上手に恋愛で意中の相手を落とすこともできるし、ビジネスでも商品を相手に買ってもらいやすい。
また政治においても、プレゼン力があれば、多くの国民を動かし、支持してもらい、もっと国民の力を発揮できる社会になるはずだからや。
この説話においても、両目、両足、両手、すべての生殺与奪を握っておるのは、「口」の存在やった。口が母ライオンのミルクを持ってきたと言わなければ、褒美はもらえず処刑される。
口にはそんな強い力があったねんな。
実際ギリシャ神話の世界では、ヘルメスという神がいるねん。このヘルメスは、富と幸運の上で、商業・発明・盗人・旅行者などの守護神と崇められとる。
そしてこのヘルメスの役割として、ゼウスの浮気の弁明があったそうや。
ゼウスは無類の美女好き。そんなゼウスが色々な女性と浮気をする。もちろん、浮気をすることを、他の女性は快くは思わないやろ。そこでヘルメスが、色々と各地に弁明に出向いて、あまり事を荒立てずに、解消していたそうや。
ここでも口のうまさがなければ、ゼウスはもっと最低の神として、今のように崇められてはおらんかったんちゃうやろかな。
もちろん現代で、浮気をすることはあかんことやと思うで。ただヘルメスのように、何か問題があった時にそれをうまく、解決できる口のうまさは、大切やと思うねん。
つまり、「口こそ最大の武器であるー日本人はプレゼン力を磨け」ということや。
これがユダヤ人が肝に銘じている、お金に関する原則やねん。
現代の日本での活かし方
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ここからは、この話を「現代の日本で活かすとしたらどうするべきか」を話して行くで。
この「手と足と目と口、一番偉いのは誰?」の話を現代の日本で活かすのであれば「日々プレゼン力、質問力、ジェスチャーを磨き、相手に響くようにはどうしたらいいかを考えて、練習しておく」ということや。
なぜなら、地位も名誉もお金も実績もない人が、相手を動かせるほとんど唯一の方法が、口が達者であることやからや。
実際お笑い芸人でも口が達者で売れた人は多い。そこから、グランプリ優勝などの実績がついてきたわけやろ。
例えば株式会社divの代表取締役の真子就有氏(通称:マコなり社長)も、Youtubeでよく動画を出しとる。
マコなり社長の会社が手掛けているプログラミングスクール「テックキャンプ」「テックアカデミー」が素晴らしいサービスであることはもちろんや。
ただそれに加えて、マコなり社長の話し方、説得力のあるパフォーマンス、声の質、大きさ、出し方、リズム、ジェスチャー、表情なども非常に優れていて、それがあったからこそ、あそこまで成長することができたんちゃうやろかな。
マコなり社長も、人に話す時には、非常によく考えてから発言し、どうやったら人に価値提供できるかを必死に考えてくれていると思うねん。
だから日々「口こそ最大の武器」と認識し、相手を魅了するプレゼン力を磨いておくことが大事やねんな。
それが現代でのこの説話の活かし方やと思うねん。
まとめ
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今回は、『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社 著者:石角完爾)に載っている37の説話の1つとして、
【手と足と目と口、一番偉いのは誰?】
を紹介したで。
今回の教訓は、【口こそ最大の武器であるー日本人はプレゼン力を磨け】やったな。
これがこの話の教訓やねん。
また説話を聞いて、それで終わってしまっていてはもったいないと思うで。説話を活かすためにも、是非「現代の日本での活かし方」を参考にして、行動してみてな。
もし不明な点があれば、コメント欄での質問も待ってるで。
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最後まで見てもろて本当にありがとうな。
また次の記事で会おな。
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