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ー誠意と熱情ー【谷沢永一(文芸評論家)】『日本の名言100 』71言/100言 解説

今日も記事を見ていただきありがとうございます!

世界では今もどこかで「名言」が生まれています。そんな中で私たち日本人の偉人が残した名言にはどんなものがあるのでしょうか?

私は、昔から名言や偉人が好きで、趣味で多くの偉人や名言を調べてきました。目にした名言の数は軽く1000は超えます。

その経験を活かし、「名言から元気をもらいたい方」「偉人が好きな方」「過去の偉人の経験から学び、今の自分を変えたい方」に対して、このnoteを書いています。

このnoteのシリーズでは、

『先人の教え✖️賢人の知恵 日本の名言100』(総合法令出版株式会社 著者:木村進氏)に載っている日本人が言った「100の名言」について、1つのnoteで1言ずつ紹介していきます。

その際に、「名言の紹介」と「名言の意味と背景」、「現実生活での活かし方」を書きました。私は、名言を聞いて、現実生活で活かしてこそ本当の意味があると思うのです。

皆さんも是非、名言を聞いたら、現実生活でどのように活かせるか?まで考えて本noteを活用していただければ幸いです。

それでは早速名言の解説からいきます。

【谷沢永一(文芸評論家)】名言

現代および近未来の主要人物は
特技の人である必要はない。
極言するなら
人間の器量としては凡人でもよいのだ。
世に尽くす誠意と熱情があれば
それで十分である。

『先人の教え✖️賢人の知恵 日本の名言100』(総合法令出版株式会社 著者:木村進氏)p168

名言の意味と背景

先生の解説

 この言葉は、谷沢栄一氏のベストセラー『人間通』(新潮社)の書き出しです。

谷沢氏は「他人の気持ちを的確に理解できる人」を「人間通」と呼んでいます。そして、人間通が身近に見出せることは幸福の最たるものであると言います。


なぜなら、人間は最終的に世に理解されること、世に認められることを欲しているからです。


自分を分かってくれる人、的確に評価してくれる人が身近にいれば、誰もが社会のために頑張っていこうと思えます。


したがって、そうした人間通こそが社会をよりよくする力となっていくのです。


本人が社会に大きいインパクトを与えるような特別な能力を持っていなくても、他に才能のある人を見出し、その人の気持ちを理解することが、結果として社会をよくすることにつながるのです。


他人の気持ちを的確に理解できるようになるには、「世に尽くす誠意と熱情」を持つことです。社会をよくしたい、他者を幸せにしたいと願うからこそ、自分以外の人間のことをよく考え理解できるでしょう。


自分に大した力がないのに人の批判ばかりしている人は嫌われます、しかし、誠意と熱情を持つ人間通ならば、世のためになる適切な批判や評価をできるのです。

現実生活での活かし方

現実のイメージ

ここからは、この名言を「現実生活で活かしていくとしたらどうするべきか?」を話していきます。

この名言を現実生活で活かすのであれば「自分の周りの人を1人でも多く理解する」ということになるでしょう。

なぜなら、人は自分のことを理解してもらった時に「生きていてよかった」とそう感じるからです。


例えば、自分が他人に対してしてあげたことに対して感謝の気持ちをもらうと嬉しくなりますよね。


それも最終的には、「この人は自分の行動を理解して今この言葉を言ってくれてるんだ」とそう思えるから嬉しくなるのだと思います。


だから、漫画『呪術廻戦』で漏瑚が宿儺と戦って死ぬ時に「誇れ。お前は強い」と言われていたと思いますが、その時には漏瑚から涙が流れていました。

あれは、宿儺ほどの実力者から自分のことを理解してくれたからこその涙でしょう。


だから自分のことを理解してくれる人がいると、人は幸せになれるのです。


そして相手のことを幸せにすることができれば、その貢献感から自分も幸せになることができるとアドラー心理学の『嫌われる勇気』の中で述べられていました。


まとめると、相手のことを理解しようとする→相手は自分のことを理解してくれると幸せになる→相手は自分に対して好意的になる→相手からの好意と自分が相手に影響を与えた貢献感で自分も幸せになる

という正のスパイラルができてきます。

結論として、

自分の周りの人を1人でも多く理解する

これが現実生活でのこの名言の活かし方だと思います。

まとめ

まとめ

 今回は、『先人の教え✖️賢人の知恵 日本の名言100』(総合法令出版株式会社 著者:木村進氏)に載っている100の名言の1つとして、

【谷沢永一(文芸評論家)】の名言

現代および近未来の主要人物は
特技の人である必要はない。
極言するなら
人間の器量としては凡人でもよいのだ。
世に尽くす誠意と熱情があれば
それで十分である。

『先人の教え✖️賢人の知恵 日本の名言100』(総合法令出版株式会社 著者:木村進氏)p168

を紹介しました。

今回の名言の意味と背景は、【自分を分かってくれる人、的確に評価してくれる人が身近にいれば、誰もが社会のために頑張っていこうと思える】でした。

また現実生活での活かし方は、【自分の周りの人を1人でも多く理解する】になるでしょう。

また名言を聞いて、それで終わってしまっていてはもったいないと思います。名言を活かすためにも、是非「現実生活での活かし方」を参考にして、行動してみてください。

もし不明な点があれば、コメント欄での質問もお待ちしています。

今後も偉人の名言や行動を通して、あなたの人間関係やお金、生き方、健康などの悩みを解決する情報発信をしていくので、フォローお願いします。サポートもお待ちしております。

最後まで見てもらって、本当にありがとうございました。
また次の記事で会いましょう!

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