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3086 Jフロントリテイリング

決算で増収増益を発表も株価は下落。 株価は9月に1,630円を付けてから1,300円付近まで下落。

時価総額3,470億円、PER12.5、PBR0.9、配当利回り2.5%。 大丸と松坂屋が母体となって設立した百貨店グループ。SC事業としてパルコも保有する。

24年2月期3Q

総額売上高 +15.5% 8,190億円
売上収益 +11.5% 2,865億円
事業利益 +48.5% 306億円
純利益 +46.3% 216億円

総資産 +1.7% 11,409億円
資本 +3.7% 3,851億円

通期業績予想は、売上収益4,055億円、純利益270億円を見込む。 百貨店事業の事業利益は前年同期比+106.7%の182億円と好調。SC事業も前年同期比+30.2%の77億円。富裕層をターゲットとした戦略、外商・免税売上が貢献した。

借方は、現預金760億円、営業債権1,582億円、有形固定資産4,613億円、投資不動産1,817億円が大部分を占める。 貸方では、リース債務も含めた債務が3,842億円と大半。

業績が改善したことで営業CFは614億円、有形固定資産取得のための支出は57億円。債務は350億円返済している。

資本コストと株価を意識した経営の実現に向けて

今期の予想ではROE7.2%、ROA2.3%を予想しており、特に総資産利益率がここまで小さいのは問題かなと。PBR0.9。 ROE水準8%の達成を経営目標とする。理由は8%を超えることでPBR・PER水準の上昇につながるからだそう。

ROEの達成のためにはROAの最大化と財務税務戦略を推進すると。 非小売事業評価のためROIC、WACCを持ちだしてきて成長成長して資産圧縮するみたい。 この好調な業績であのROE・ROA指標であると、目標の達成から維持は無理そうかな。

PBR1は超えれそうだけど。シンプルに小売事業に集中してバランスシート圧縮して還元するのが一番いい気がするけどどうだろ。

株主は日本生命保険が3.6%、第一生命が1.5%保有と軽め。

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