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発音は the younger, the better?

言語習得の分野では時々年齢ファクターが取り上げられます。
一般的には外国語を学ぶには若ければ若いほどいいと言われていますね。もちろん、いろんな考え方論じ方があるのは承知してはいますが、こと〈音韻システムの習得〉つまり発音の熟達に関しては
The younger, the better
ということは多くの研究から明らかだと言って良いようです。

このことについての実例は実際によく耳にしますし、自分自身の経験からも「間違いない!」と言うことができます。

私が初めて英語と接したのは小2で小さな英会話教室に通い始めた時。その教室は近隣の米軍基地で働いていた日本人の方が始めたものだったので、週1のレッスンには毎回複数の米国人が来て一緒にゲームを楽しみながら英語を教えてくれました。季節ごとの基地内外のイベントでは、一緒にBBQをやったり地元のお祭り見学をしながら天ぷら料理を楽しんだり、クリスマスやイースター、ハロウィーンパーティをしたり、互いにホームステイをし合ったりといろんな家族との交流を楽しみました。

ウン10年も前のこと、やっとカセットテープが出始める頃だったと思います。当時は地方で育つ子供にとって、日常生活でアメリカ人の生の英語を聴くことなんてほぼ無い時代でした。ですから英会話教室に入ってから間近で聞いた生のアメリカ英語は驚きの連続でした笑!

「りんご」はアップルジュースのアップルじゃぁないんだΣ( ̄□ ̄|||)、「水」はテキストではwaterなのにみんなワラ~って言ってる(;゚Д゚)、twentyってトウェニって読むの(・・?

でもそこはまだ子供、柔軟性もあるし、教室に貼られていた listen & mimic というアドバイスも守って(小2でmimicの意味知ってたなんて、今となっては驚き!)、あっという間にウォーターではなくゥワラァ~と言うようになりました。まだ10歳になる前、これまたよく言われている言語習得の臨界期を迎える前だったのが幸いでした。耳から聞いた音を難なく口で再現できていました。

ところがその後、中2くらいまで教室には通ったものの、私が中学校で何気に読んだ英語を「外人ぽい英語でかっこつけてる」と友達に評されて以来人前で英語を読むのを避けるようになりました。

時は過ぎ、大学で英文科に入った最初の時間、たぶん英語で自己紹介をさせられたのでしょう。授業が終わると何人ものクラスメートが「○○さんって留学してたの?」と聞いてきたのです。びっくりしました!人前では英語を発音するのを避けていましたが、家では、好きだった英語の歌を歌詞カードを見ながら歌ったり、英語の文をかっこつけて音読したりすることは楽しんでいました。これが自己流発音トレーニング?のようなものだったのかもしれません。なんとか幼いころに身につけた英語の発音は残っていたようです。

それ以来発音は私の武器の一つになりました。例えば、小学校英語の特区となった市が募集した研究開発校での英語講師に応募した私が、学校での指導経験が無かったにもかかわらず採用された勝因は発音だったのではと推察しています。
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The younger, the better

です。ご自分のお子さんに将来英語の発音で苦労させたくないと考えているお父さんお母さん、ぜひお子さんが小さいうちから生の英語の音をたくさん聞かせてあげてください。

今はそういう意味で大変恵まれていますね!子供向けの英語の音声教材だけでなく、無料の動画サイト、格安のonline レッスンなどにすぐにアクセスできるものが揃っていて、なおかつ気軽にいつでも取り組めるディバイス=PCやスマートフォンまで揃っているのですから。

一方、自分自身の発音を良くしたいと考えている大人の方にとっても The younger, the better です。今は大人でも正しい発音を学ぶことができる良い教材があります。また正しい発音を身につけるお手伝いのできる英語コーチもいます。これからでも正しい英語の発音を身につけることは可能です。The younger, the better 「若ければ若い方が良い」今が一番若いのです。ぜひあなたも正しい発音を武器の一つにしてみませんか?

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