実はスゴイ!英語の書き換え問題
いきなりですが、中学校や高校の〈比較〉単元でよくテストで出題された書き換え問題を覚えていますか?
① Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
② Mt. Fuji is higher than any other mountain in Japan.
③ No other mountain in Japan is higher than Mt. Fuji.
④ No other mountain in Japan is as high as Mt. Fuji.
これらの文を細かく訳すと
①富士山は日本で最も高い山です。〈最上級〉
②富士山は日本の他のどの山よりも高いです。〈比較級〉
③日本にある他のどの山も富士山よりは高くありません。〈比較級〉
④日本にある他のどの山も富士山程高くはありません。〈原級〉
びみょ~に異なる表現で、ぜ~んぶ「富士山が日本で一番高い山だ」ということを言っています。ふぅ、、、
なにがなんだか、こんがらがりそうですが、、
実は今教えている中二の生徒さんの中間テストの範囲が〈比較〉なのです。
テスト直前の今、レッスンの度に「書き換え、出るからね~!!!」と声掛けをしてひたすら書き換え問題に取り組んでもらっているのです。が、ふと、
『書き換え問題ってパラフレーズじゃん!』
って気づいちゃったのです!!!
(いまごろ、、、、笑)
【パラフレーズ=paraphrase=言い換え、言い換える】です。よく聞きますよね。
「英検の英作文では同じ文を繰り返し使うと減点の可能性があるのでパラフレーズしましょう!」
とか
「TOEICのPart7の選択肢には問題文の表現がパラフレーズされたものが出ていますので気を付けましょう!」
とか、なんだかとっても大事そう。
実はパラフレーズは、試験で試されるだけでなく、英語でエッセイやレポートを書く場合や、もちろん実際の会話の中でも非常に大切なスキルなのです。
こんな高度で大切なスキルを、早くも中学二年生でしっかり教えてもらっているのです、、、「書き換え問題」という名の下に。でも残念なことに「書き換え問題」なんて名前のせいで、その本質的な大切さが全然伝わってこない。単なるテストの頻出問題になっちゃってる。
「テストに出るから書き換え問題は大切だよ~」と言ってきた私自身も反省しなきゃだな。
これからは
「書き換え問題は、同じことをいろんな言い方で表現できるようになる素晴らしい勉強法。英語力をつけるために絶対役に立つからやっておこう。そんなに大切なことだから、きっとテストにも出ると思うよ!」
と言うことに決めました、、、でもはっぱかけるにはフレーズ的にちょっと長い(笑)。
日本の英語教育には問題点が多いと言われているけれど、良い点もやっぱりあるのだとしみじみ感じた「書き換え問題=パラフレーズ」の気づきでした。
さて、もしよければこの機会に以下の書き換え、もとい、パラフレーズ問題に挑戦してみませんか?
① Health is the ( ) important thing.
② ( ) is so ( ) ( ) health.
③ ( ) is ( ) ( ) than health.
④ Health is more important ( ) ( ) else.
いかがでしたか?
健康の大切さをいろいろな表現で書き表せたり、言い表せたりできるようになれたらいいですよね!
答えです↓
①most ②Nothing /important /as ③Nothing/more/important ④than/anything
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