情報感度を高めよう
社会保険労務士の事務指定講習を受講していますが、その中で印象に残った講師の先生のお話しを私なりにまとめてみました。
「受験生時代の知識が実務の役に立つとは限らない」
「実務の役に立つ」とはお客様の要望に応えられること。
受験生時代の知識は試験受かるための知識にすぎません。お客様の役に立ってこそ初めて生きた知識となる。
「お客様の役に立つには、常にお客様視点に立って考えること」
例えば、情報収集する場合、「この情報はお客様に役立ちそうか」といった姿勢が大事。教科書やテキストの知識で終わるのではなく、重要な知識はノートや手帳にメモをしていつでも取り出せるようにしておくなど自分有の工夫が必要。
実務未経験だと「書式を覚えること」や「手続きにミスしない」といったことに目が向きがちだが、日ごろの仕事への向き合い方の違いが後々大きな差になる。
「最新情報をウォッチしているお客様は少ない、そしてわかりやすく伝えることも重要」
法改正などのトレンドを押さえるのは勿論、それをわかりやすく説明することが大切。士業、特に社会保険労務士の取り扱い分野は法改正が頻繁で、しかもわかりにくい。
常にアンテナを張って情報感度を高めるのは、法改正情報を追いかけるだけでなく、それがお客様のために必要なものなのか、お客様へのチェックも怠ってはならないといった意味合いもあり、さらには情報をわかりやすく伝える力も重要。
淡々とテキスト(台本)を読み上げる講師もいますが、中にはこのように実務に必要な心構えなどにも言及される方もいて、大変勉強になりました。
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