「マーケット感覚を身につけよう」を読む(その15)
こんにちは、士業開業準備中のZeroと申します。開業へと背中を押してくれた書籍の中からマーケティングを勉強した本をご紹介しています。前回に引き続き、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう(ダイヤモンド社)」を取り上げます(15回目)。
マーケット感覚を身につける方法として、著者は5つの方法を提示します。
①プライシング能力を身につける
②インセンティブシステムを理解する
③市場に評価される方法を学ぶ
④失敗と成功の関係を理解する
⑤市場性の高い環境に身を置く
本日は、「⑤市場性の高い環境に身を置く」についての気づきを書きたいと思います。
市場性の高い環境
市場性の高い環境とは、著者曰く「お金がチャリンと鳴る瞬間」を日々見ることができる環境のことです。
大きな組織になるほど、分業が進み仕事は細分化してしまし市場からどんどん離れてしまうかたは多いのではないでしょうか。
とはいえ、仕事だけが市場とリンクしているわけではありません。著者はいくつか市場性の高い環境に身を置くヒントを紹介しています。
SNSを活用する
SNSは様々な種類がありますが、市場性が高いのは、不特定多数の発信者と読み手をつなげるブログとX(エックス、旧Twitter)です。
ここで、情報発信をして、反応を見ながら発信力を磨くのも市場性の高い環境に身を置く手段の一つではないでしょうか。
いきなり不特定多数の読み手に発信するのが難しいのであれば、FacebookやLINEのように知り合い間のコミュニティの中で情報発信するのもよいでしょう。
一見して市場性が低い環境でもチャンスはある
組織や国の影響力の強い業界(農業、建設業、公務員)は相対的に市場性が低く、また都会よりも地方の方が様々なしがらみなどがあり市場性は低いと感じる方が多いかもしれません。
しかし、視点を変えると、市場性の高い業界や都会では、すでに多くの商品やサービスが市場化されてしまっており過当競争にさらされてしまっているとも言えます。
他方で、地方は潜在的なニーズが掘り起こされないままなのに放置されている用のケースが珍しくありません。
ですので、都会=市場センスを鍛える、地方=それを活かす場所として活動するのも、地方の活性化の面でも有効で、将来性があるのではないでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。次回は本書のまとめにはいります「変わらなければ替えられる」について感想を書きたいと思います。
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